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セクハラ、ヤラセなんでもあり 『テラスハウス』に渦巻く欲望

 フジテレビ深夜の人気番組『テラスハウス』で起きたセクハラ・パワハラ騒動。その発端は内部告発だった。

 『テラスハウス』は一つ屋根の下で6人の男女が暮らし、そこで起こる色恋沙汰をリアルなドキュメンタリーとして放送している。台本が一切無いという事が“売り”で、中高生を中心に支持を集めている。出演者の今井華(21)は、ギャル雑誌のモデルとして仕事をしてきたが、いまではドラマやバラエティ番組で人気急上昇中。シンガーソングライターの永谷真絵(23)は大手の人気雑誌に専属モデルとして契約し、グラビアアイドルの筧美和子(20)は、この番組のおかげで世界の写真家・篠山紀信撮影の写真集を出版することができた。

 それぞれがブレークして出演者はハッピーなのだが、深夜に視聴率9%を超える番組内で“ヤラセ”、“セクハラ”、“パワハラ”が横行しているとしたら問題だ。
 「出演者側にも問題がある。あの人よりも売れたい、という思いが、制作スタッフへの媚に変わる。そして今度は売れてきた出演者も負けてはいけないと媚を売る。裏ではそんな番組になっちゃいましたよ。台本が無いのも嘘。台本が無いだけで、台詞は決まっているし、演出もある。出演者はスタッフの指示通り。だから媚が通る」(番組関係者)

 制作側の力のある数人が、横暴に出演者を動かしているというのだ。別のスタッフも次のように話す。
 「みんなが住むハウスに数台の隠しカメラが仕掛けてあって、収録しているように見えますが、実際には10人以上のスタッフが現場にいます。仕事を持っている人がハウスに帰ってきてからの撮影だから、朝まで掛かることも多い。出演者に演出しながらセクハラをしているのを見たこともあります。笑って我慢していますが、これも人気を維持するための方法」

 テレビ関係者の間では囁かれていた出来事だったが、裏が取れていなかった。出演者が人気になるという利益が生まれており、“売ってもらったからこれからも”という思いもありリークを生まなかった。少々のセクハラは我慢できるという出演者側と、面白ければ、何でもOKという制作者側の利害も合致していた。だが、一連の問題が週刊誌で報じられた。

 フジテレビの亀山千広社長は、「もし、そういうのがあればきちんと注意しなければならない。ものを作っている現場が許されるという風潮があるとするならば、意識は徹底させていかなければ」とコメント。しかし一方で、「出演者の気持ちに対して演出があってはいけない。そういう意味でテラスハウスはないと断言できる。テラスハウスは報道ではないバラエティのリアリティショーという分野」と、記事を否定した。

 “リアリティショー”とは、上手い表現。“ヤラセ”と言われたら、いつでも使える。

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