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阪神C(JpnII 阪神芝1400m 16日) 本紙・谷口はスズカフェニックスを指名

 俗にいう除外の権利取りの思惑も重なっているとはいっても、66頭という前代未聞のオープン馬が前登録してきたGII・阪神C。いよいよ、今年の中央競馬も大一番・有馬記念を含めてラスト2週になった。師が走ると書いて師走。各陣営ともどもに、“GIの谷間”といった安直なマスコミ用語等、存在しない。
 GIといっても過言ではない豪華メンバーの中でも、実績、上昇度で他を圧倒。担当の腕利き・児玉助手が「最後もいい形で終わって、スッキリした気持ちで年を越したい」と熱気あふれる口ぶりで語るGI馬・スズカフェニックスの主役の座は揺るぎない。

 春の高松宮記念で見せた“異次元”の末脚はいまだ脳裏に鮮烈。今年の一大事件といっても過言ではない馬インフルエンザ騒動にモロに巻き込まれ、「馬ができていなくて、かわいそうな感じがしました」と力なく引き手を握り、パドックを周回した秋のスプリンターズSは9着という不本意な結果に終わったが、秋2戦目となった前走のマイルCSで一変。「豊さんも攻め馬にまたがって『まだ本来の動きじゃない』といってたし、正直、自信がなかった」と半信半疑で臨んだが、ゴール前は“あと一完歩”あればと思わせる激走。GIコレクター・ダイワメジャーに肉薄する僅差の3着と、GI馬の底力をしかと垣間見せた。
 そして迎えた今回はさらに良化。「疲れがなかなか抜けなかった秋初戦と違って、前走はレース直後にすぐ息が入ってケロッとしていたし、この中間は体つきが良くなって本来のバネというのか、躍動感を感じる。乗っていても体全体を使っているのが分かるし、ええ、間違いなく春の宮記念当時の状態に近づいていますよ」と児玉さんは完全復調を宣言する。
 ここはGI馬のパワー全開。異次元の末脚で、高松宮記念連覇のかかる新年の扉を力強く開ける。

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