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渋谷ライブハウス放火未遂犯の止まらない殺人願望

 昨年8月31日、東京都渋谷区の有名ライブハウス「チェルシーホテル」にガソリンを撒いて放火寸前に捕まり、殺人予備などの罪に問われている島野悟志被告(24)。2月3日に開かれた初公判では、同被告の恐るべき“殺人欲”が浮き彫りとなり、司法記者たちを震え上がらせている。
 「大阪で生まれ育った島野は、小5の頃から死体に興味を持ち始め、過去の重大殺傷事件の画像や映像を頻繁に観ていたそうです。そのうち『いつか自分も…』と“殺人願望”を抱くようになったらしく、同居していた兄も『ネットで人や動物が死ぬシーンばかり観てた』と回想していました」(傍聴した記者)

 ついに'05年には大阪府東大阪市で男児(4)をハンマーで殴打して重症を負わせ、当時17歳だった島野被告は殺人未遂容疑で少年院送りとなっている。
 「出所後は通信制高校を卒業し、ゴミ処理会社に就職。更生への道のりを順調に歩むかと思いきや、無断欠勤を咎められた事がキッカケで昨年8月、会社をあっさり退職。そのまま失踪を決意した島野は、『香川にうどんを食べに行く』と両親にウソをついてまで上京しています」(同)

 その後、過去に発生した凶悪事件の現場などを歩きながら『公園にいるカップルを橋から落とそう』『妊婦を殺そう』など、物騒な想像を巡らせていたというが、事件直前になって放火殺人を思いついた。
 『新宿や渋谷で事件を起こすと注目される』との理由で目標を渋谷のライブハウスに定め、ガソリンや催涙スプレー等を準備。バケツに入れたガソリンをフロアに置いたところで怪しまれ、店長らに取り押さえられたが、その際、島野被告はバケツを蹴り、フロアにガソリンをぶちまけてから「殺してやる。自分も死刑になるんだ!」と叫んだという。
 逮捕当時の取り調べでも「死にたいが、自殺するのはもったいない。悪い形でも注目されたかった。大勢を巻き込んで派手に死にたいと思った」と語っていたが、現在も反省なし。「出所したら、大人しく自殺で人生を終わらせようと思ってるが、自殺できなければ、また人を殺そうとするかもしれない」と、次なる犯行まで匂わせる始末だった。

 “殺人欲”を満たす事ができなかった不満の表れのように、終始しかめっ面を見せていたが、こんな男が数年後に自由を与えられるのかと思うと背筋が凍る。

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