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リーグ順位との相関は?プロ野球“反撃回数”を検証する

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東京ドーム

 15日の試合で広島に敗れ、リーグ最速で10敗目を喫してしまった巨人。チームが開幕15試合までに10敗を喫するのは、1947年シーズン以来実に71年ぶりの出来事であるという。

 歴史的な低調が続き、現在最下位に沈む巨人だが、その戦いぶりを見て1つ気づいた点がある。それは点を取られた直後のイニングですぐに点を取り返す“反撃”が多く目につくこと。前述の試合でも負けはしたものの、1回表に先制を許した直後の1回裏ですぐさま同点に追いついている。

 また、先のDeNA戦でもこの傾向は見られた。巨人が3連敗を喫したこのカードで、DeNAが得点を記録したのは合計で6イニングだが、その内の4イニングは直後に巨人に反撃を許している。

 普通に考えれば、こうした反撃ができていれば「まだまだこの試合は分からない」と選手の士気も維持されそうなもの。しかし、反撃が多いということは、その分相手に得点を許しているということでもあり、現に巨人は最下位に沈んでいる。そこで、“反撃回数”とリーグ順位にどこまで相関性があるのか、15日までの試合を対象にリーグ毎に検証してみることにした。

 セ・リーグにおいて最も反撃回数が多かったのは巨人の13回で、そこから以下にヤクルト(リーグ3位)の12回、広島(リーグ2位)・中日(リーグ5位)の8回、DeNA(リーグ1位)の6回、阪神(リーグ4位)の3回と続いていく。やはり巨人の反撃回数は多かったようだ。

 一方、パ・リーグで一番反撃をしているのは西武(リーグ1位)の10回。そこから下はオリックス(リーグ5位)の8回、ソフトバンク(リーグ2位)の7回、ロッテ(リーグ3位)・楽天(リーグ6位)の5回、日本ハム(リーグ4位)の3回となっている。

 以上が検証結果であるが、相関性があったのは西武のみで、その他はてんでバラバラ。現時点では反撃回数とリーグ順位に相関性は無いという結果となった。この結果を見ると、点は取られないに越したことはないようだ。

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