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姥捨山に捨てられた50人の老女たちの映画「デンデラ」 完成披露試写会

 姥捨山に捨てられた50人の老女たちが、懸命に生きる姿を描いた映画「デンデラ」(6月25日公開)の完成披露試写会が6日、都内で行われ、出演した女優の浅丘ルリ子、倍賞美津子、山本陽子、天願大介監督が登壇した。

 日本映画界を代表する豪華女優陣が生きるか死ぬかの瀬戸際で驚異的な生命力を発揮する老女たちを演じている同作。マイナス11度になる冬の寒さ厳しい山形庄内で撮影された。

 舞台あいさつでは、劇中に登場する体長2メートルの熊も登場。キャストに襲いかかり、場を賑わせた。3人の女優は極寒の撮影現場を振り返り、それぞれ「寒いと感じる間もなくスタッフに温めてもらいました。『カット!』という声がかかると、すぐに5,6名の方々が私の周りに集まり、温めてくれました」(浅丘)。「寒いという感じがしませんでした。みなさんのホカロンの貼り方がすごかったですよ。最高が草笛光子さんで、20枚くらいを使用していました。(笑)」(倍償)。「私は寒さに強いので、カイロをあまり使用せず、5,6枚貼る程度でした。わりと寒さには耐えられました」(山本)と語った。

 また天願監督は「(父親である今村昌平監督が撮影した)楢山節考の続編というわけではないですし、どちらかというと表と裏のような話しですね。楢山節考は捨てられるまでを描いた作品で、こちらは捨てられたあとの話です。どちらも一種の寓話ですが、あまり楢山を意識せずに撮りました」と同作を撮り終えた感想を述べた。

写真:映画「デンデラ」の完成披露試写会に出席した(左から)天願大介監督、浅丘ルリ子、倍償美津子、山本陽子

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