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ももクロ、真冬に真夏のクリスマスライブ「体感温度40度以上」

 千葉が真夏に逆戻り! 23日、ももいろクローバーZが恒例のクリスマスライブ“ももクリ”を、千葉・幕張メッセで開催。昨年は長野県のスキー場を貸し切り、氷点下を下回るなかでの野外“ももクリ”だったが、今年は一転して、常夏をイメージ。ライブタイトル『ももいろクリスマス2016〜真冬のサンサンサマータイム〜』のとおり、館内温度を28℃に設定。メイン、円形、3か所に分かれたサブといった4つのステージには、ヤシの木や実があり、フラダンサーやタヒチアンダンサー、夏ライブの『桃神祭』に続いて高木ブーたちが、灼熱ライブを彩った。

 オープニングの1ブロック目を歌い終えると、メンバーはすでに汗だく。高城れにが、「去年はゲレンデマジックでかわいく見えたのに、今年は化粧がもう…」と気にすると、佐々木彩夏は「みんなの熱気も加わって体感温度40度以上だよぉ」と、あふれる汗を笑顔でぬぐった。

 クリスマスの定番ソングである『サンタさん』をはじめ、広瀬香美が作詞・作曲した『泣いちゃいそう冬』や『白い風』、『空のカーテン』や『僕等のセンチュリー』といったウインターソングはもちろん、氣志團の『SECRET LOVE STORY』も熱唱。同日にリリースされたウインターソングのコレクションアルバムに収録されている新曲『真冬のサンサンサマータイム』を初出しした。反して、真夏のアッパーチューンである『ココ☆ナツ』まで歌ってみせ、“ココ☆ナツ・サークル”で超満員2万818人のモノノフ(ファンの呼称)を乱舞させた。

 さらにこの日は、積年の夢であった子ども番組が、業界大手のHuluから隔週で配信されることも発表された。来年2月にスタートする新番組は、『ぐーちょきぱーてぃー』。“たいそうのおにいさん”こと佐藤弘道などが監修を務め、ももクロは新プロジェクトユニット“ももくろちゃんZ”として、歌やダンス、アニメやパペット、ゲームなどで、全国の子どもとふれあっていく予定だ。

 総合格闘技・PRIDEのオープニングソングと、ド派手な火炎演出で幕を開けたライブは、ちょうど1年前に誕生したクリスマスソング『今宵、ライブの下で』でフィナーレ。中盤では雪が降る演出もあり、およそ3時間のライブで夏と冬を同時に経験できたのは、ももクロ初だ。玉井詩織が「去年から想像できないぐらい、汗かいたぁ」と充足感に包まれると、有安杏果は、「久々の円形ステージで、どこにいてもモノノフさんがいた。楽しいクリスマス・イブイブを過ごせました」とニコリ。現在、NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』に出演中で、平日は関西に住みこんで撮影している百田夏菜子は、「老若男女のモノノフさんたちがいてくれて、すごくうれしかった。こんなすてきな空間がずっと続くように、がんばっていきます!」と、チャームポイントのえくぼを光らせた。

 “ももクリ”は本日24日も、同所で開催(チケットは完売)。大みそかには2度目となるカウントダウンライブ『第二回 ゆく桃くる桃 〜年またぎ笑顔三昧〜』(神奈川・パシフィコ横浜)を控え、充実した2016年も最後まで、笑顔で元気に疾走する。(伊藤雅奈子)

photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z

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