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プロ野球裏スコアブック シーズン後の監督交代があり得るセ3球団

 2月1日、キャンプが始まる。選手はもちろん、監督やコーチにとって2009年のシーズンがスタートすることになる。

 ファンは、まずプロ1年目、新戦力に目が行くが、監督は違う。とりわけ成績次第で首がかかっている、シーズン途中の解任もありうる監督は全く別のことを考えている。プロ野球OBが言う。
 「セ・リーグは3球団、シーズンが終わってみれば監督交替もあるんじゃないか」
 まだキャンプの前だというのに、実に物騒なことを口にする。しかし、事情を知れば納得できる。OBの話は続く。
 「なんだかんだ言っても、3年契約を結んだ巨人の原は安泰。ヤクルトの高田も選手を育成するのが役目。Bクラスでいい。阪神真弓は1年目、クビはない。残る3球団はそうはいかない」

 コーチ陣を含めて外様の中日は結果を出さなければ容赦はない。中日のOBが黙ってはいないからだ。2位、3位でも落合監督は交代させられるという。ベイスターズの大矢監督と広島ブラウン監督はもっと悲惨だ。スポーツ紙デスクの話。
 「新人以外、これといった戦力の増強もなしに戦えというのだから、酷な話です。広島のブラウン監督は昨シーズン後半、頑張ったから続投できただけ。新球場になることもあり、Bクラスならお払い箱です。大矢監督? 残れないでしょう」
 結果がすべての商売とはいえ、厳しい。それでは、どんな腹づもりでキャンプに臨むのか。
 「厳しくやってもしょうがないから、解任後を考えていると見たほうがいい。チームより自分の立場。クビになった後だな」(前出・OB)
 成績は度外視。何をするかというと、選手の育成。
 「球団を去っても、『あの選手は俺が育てた』と言えるようにする。チームより自分が残した実績。これをしておけば、他の球団から声がかからないとも限らないから」(同)
 覚悟はしているだろうが、過酷な世界である。

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