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RIZIN視聴率半減も「神興行」の声が多数!前売り券完売の大盛況

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『RIZIN.20』さいたまスーパーアリーナ大会

 「視聴率が取りたいんです!紅白には勝てないと思いますが、ガキ使を超えたいです!」

 昨年の大晦日、さいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN.20』の休憩前、リングに上がったRIZINの榊原信行CEOは客席のファンに対してこのように訴えた。その上で「まだできることがあります。みんなが家族と友達に電話してテレビを見ろと、フジテレビを見ろと今からひとり10件電話してください」とユーモアな表現を交えながら呼びかけた。

 しかし発表された視聴率は、第1部(19:00〜20:45)が3.2%、第2部(20:45〜22:30)が5.2%、第3部(22:30〜23:45)が3.7%と、民放ではテレビ東京と最下位を争う結果に。視聴率で考えれば大惨敗である。一昨年は那須川天心対フロイド・メイウェザーJr.との一戦が話題を集め、終盤には7.5%を記録しており、大幅に下がってしまった。

 榊原CEOは「今回はお茶の間には(引きが)弱いと思う」と大会前に話しており、「魔球を用意したい」とも語っていたが、今回は「豪速球のストレート」な格闘技大会となった。その結果、格闘技ファンが早くからチケットを買い始め、一昨年発売された当日券は販売されず前売りで完売。関係者席も大会前夜に会場側と打ち合わせて増席したという。

 「ホントにこの4年間“継続は力なり”という言葉にもあるように、フジテレビさんにも感謝をする限りですけど、地上波のみなさんも、数字が大して上がらないコンテンツを諦めることなく一緒に育ててくれた。その結果、ホントに多くのファンの人たちが、RIZINの中での選手たちの生きざまを見に、確実に何を見に来るっていう目的を持って見に来てくれている人たちがこの1年で本当に増えたなあと、その実感というか手応えはあります」

 大会終了後、榊原CEOはフジテレビとファンに対して感謝の意を述べていた。この日は第1試合から好試合のオンパレード。浜崎朱加や、朝倉海の敗戦は残念だったが、会場のファンや報道陣の間からは「RIZIN史上最高の神興行」という声が多かった。

 29日に同所で開催された『ベラトールジャパン』も15,160人、大晦日はアリーナバージョンギリギリの29,315人を動員。2日間で45,000人近くが来場したことになる。かつてPRIDEで使用していたスタジアムバージョンに挑戦する気持ちはないのだろうか。榊原CEOに聞いてみた。

 「まあ、ゆくゆくはそうなったらいいですよね。PRIDEの時代は2カ月に1回、ヘビー級グランプリのときなんかはですね、2カ月に1回スタジアムバージョンが満席になってですね。今でも一番の記録を持っているのは、2005年の小川直也とエメリヤーエンコ・ヒョードルがグランプリの準決勝で戦ったときですね」

 「その時の記憶が今でも忘れられないんですけど、過去にできたことですから。過去自分が中心になってやらせていただいて、作り出した数字、そのレコードは超えてみたいなってのもありますけど、もう少しだなと思いますね。今年は堀口(恭司)選手が怪我で欠場するという大きなハプニング、サプライズでアゲインストな状態になりながらもこういう結果になったことは自信にはなってますけど、もう少しだと思います」

 スタジアムバージョンでPRIDEを開催していた頃は地上波の視聴率も取れていた。榊原CEOは地上波向けに「たまには変化球は投げる」「飛び道具は必要」と語っている。やはり会場と地上波の両輪が飛躍して初めて、真の格闘技時代が到来するのだろう。

 榊原CEOは「オリンピックイヤーで、この2020年が一つの分岐点になると僕は思ってます。それはアマチュアアスリートたちの、アフター東京オリンピックの去就がこの数カ月、各競技で決まってくる」と分析した。

 「その先の方向性の一つのチョイスとして、オリンピックに出て、メダリストになって、その先にその競技をもう4年間次のオリンピックを目指す人もいると思いますし、逆にRIZINという舞台を目指してくれる人も必ずいると思う」と五輪出場選手のプロ格闘家転向の後押しをしていく意向を示した。

 今年、RIZINは6、7大会を開催予定。その初陣は『RIZIN.21』2.22静岡・浜松アリーナ大会。朝倉兄弟のお膝元で幕を開ける。

(どら増田)

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