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大学教授、電車人身事故に対し「乗客を優先しろ」発言で炎上 問われるネットリテラシー

 福知山公立大学の篠原正人教授のツイッターが物議を醸している。

 事の発端となったのは、19日にJR東静岡駅で発生した人身事故。事故の被害者は中学3年生の男子生徒で、ホームの線路側を歩いていた際、誤って足を踏み外し、駅に入ってきた電車と衝突してしまったという。男子生徒はそのままホームと電車との間に挟まれ、病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。この事故の影響で東海道線富士−静岡間の上下線が一時運転を見合わせたという。

 この事故の影響を受けたのが、当時、隣の静岡駅で東海道線の電車を待っていたという篠原氏。事故発生から約1時間後にツイッターを更新し、「先程から1時間以上静岡駅上り線で運転見合せに遭遇している」とポスト。人身事故が起きたことは把握しているものの、「それにしても迅速性に欠けるじゃないか」とコメントした。

 その後も篠原氏は「人身事故の処理方法が間違っている!乗客を優先しろ」と事故処理を行っているJR側の対応について批判。さらに、事故発生から約2時間後には「東静岡駅の人身事故で警察の現場検証が、乗客を2時間以上待たせているだと。警察は公共交通機関の義務と乗客のことを無視している」と持論を展開し、電車遅延について「許せない!!」と厳しい言葉で非難していた。

 しかし、この一連のツイート(現在は削除)に篠原氏のツイッターアカウントには「かなりの時間待たされてお怒りがあるのは分かりますが、亡くなられた方がいる事故に対して余りにも不謹慎だと思います」「こんな事言える方が教職員?倫理観の無い方が青年の教育なんてできるのか…?」「あなたは自分の親族が犠牲の時でも親族は後回しにして乗客を乗せてやれと言えるのですか?」といった批判の声が殺到。篠原氏の倫理観やネットリテラシーが問われる事態となり、炎上している。

 篠原氏はその後沈黙を貫いており、炎上についてはコメントしていない。タクシーなどの交通機関を利用すればよかったのでは、との指摘も見受けられたが、篠原氏は以前からJRやその他私鉄に対し、ツイッター上で批判しており、今回もその一環だったよう。しかし、人命が失われた悲痛な事故が絡んでいただけに、篠原氏の倫理観までもが問われる事態になってしまったようだった。

記事内の引用について
篠原正人公式ツイッターより https://twitter.com/shinoma888

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