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米中が結んだ「尖閣強奪容認」の“ありえない密約”

 尖閣諸島への侵略を繰り返す中国と米国が、密かに「国家間利益を優先させる密約を結んだのではないか」との憶測が外務、防衛関係者から飛び出している。防衛省関係者がこう語る。
 「実は、米海軍ロックリア司令官が最近、来年のリムパック(米海軍との環太平洋合同訓練)に中国海軍が参加するとの報道に触れ、中国軍との良好な関係を明かしたのです。ところが、その際に日本と大モメの尖閣問題には一切触れなかった。前後して米海兵隊司令官からも中国海軍の行動を理解する発言が飛び出したため、記者団から密約論が囁かれ始めたのです」

 ご存じの通り、中国は海洋の軍事的防衛ラインを拡大。尖閣だけでなく、フィリピン領に勝手に軍事移設を建設したりと、東南アジア諸国を侵略しまくっているが、これを黙認する発言が相次いだために疑惑が浮上したというわけなのだ。

 ただ、米国が中国容認に動く兆候は、以前からあったといわれている。
 「前任のクリントン前国務長官は『日米関係はアジア外交の基礎』と断言。対話は重視するものの、中国を『米国最大の脅威』と名指していた。ところがケリー国務長官は、就任前の公聴会で日本の『に』の字も口にしなかったほどの中国重視派。そのため、米政府が『そのうち中国の強靭な擦り寄りを受け入れ、話し合いを持つ』とも見られていたのです」(外務省関係者)

 実際、米国が現時点でここまで露骨な会談を持ったとする証左はないが、水面下ではその段取りが整いつつあると見られているのだ。
 「米太平洋司令官が、'07年訪中時に中国幹部から『ハワイから東を米国、西を中国が分割統治しよう』と提案された話はあまりに有名。これを丸呑みするほど米国もバカではないが、中国の経済力はいまだ米政府の関心の的。利益を優先させ、全面的に手を結ぶ日は遠くないはずなのです」(同)

 尖閣急襲時に、米軍は動かずとなりかねない?

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