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芸能人のセミヌードは巷でどれだけ評価されているのか

 SPEEDをかなり本気で好きな人は、多いだろう。筆者もそのひとり。よって、03年の多香子のセミヌードはショックだった。

 宮沢りえ(改めてヘア以外の露出・過激度はあまりなかった。)から始まったと思われるこのヌードブーム。

 だが、いつしかセミヌードになった芸能人など珍しくもなくなっていく。
 例えば、高岡早紀、矢部美穂、カヒミ・カリィ、吉本多香美、後藤真希…など一般的な感覚で言うところの大物に絞っても数えるのが大変なくらい。
 梅宮アンナもそうだ。ただし、

 「セミヌードになったアイドル一般、と拡げて考えれば星の数ですよ。いっぽうでいわゆる大物は、セミヌードカットがいちおうあるだけ、とか、アート志向だったり、と話題性だけのインチキな“セミヌード”が多いんです。我々はそういうのをセミヌードとは呼ばない。バストトップがあればまた別ですが…」(アイドルの専門古書店員)

 安倍なつみや加護亜衣、浜崎あゆみや沢尻エリカなどのことも言っているように聞こえた。高岡早紀も雑誌だ。雑誌になれば、観月ありさ、米倉涼子、吹石一恵もセミヌードになっている。中で、後藤の健闘が目立つ、というところか。菊池凜子は、店員氏の定義によるとかなり立派な(セミ)ヌードだ…。

 では誰のヌード系写真集が一番売れているか。

 「現在のセミヌード市場はどんぐりの背比べといったところでしょう。やはりヘアヌードを見せた菅野美穂の売り上げがヌード系ではダントツです。現在は6000円〜8000円といったところが菅野の<NUDUTY>の中古の専門店での相場の値段でしょう」(同氏)

 一時期出回りすぎて相場が下がったが、写真集の場合、CDなどと違ってもう一回値を持ち直すのだそうだ。残念ながら菅野ほどの大物ヌードは暫く現れそうにないのかもしれない。
 いっぽうこんな意見も。

 「逆に熟女系だと、匂いたつようなヌード写真集よりも、若い頃のニキビ顔の水着写真集などのほうが人気は高い。古書店というのはノスタルジー客も非常に多いんです。よって、堀北真希の微妙なセミヌードよりも、原田美枝子さんのギャル時代のぴちぴちの水着のほうがムーブメントとしては盛り上がったりすることがあるんです(笑)」(別のアイドルグッズ店店長)

 この反比例ぶりはなかなか面白い。若い女優のマガジンハウス系セミヌードなど商売っ気が感じられるものには、男性ファンの目線は意外に冷ややかなのかもしれない。

 中途半端なものは、とりあえずマニア市場では、ノーサンキューなのだった。

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