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「ダサすぎる」山手線新駅名騒動で思い出される、“キラキラネーム?”市名騒動

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画像はイメージです

 2020年春に、山手線と京浜東北線の田町駅と品川駅の間に開設される新駅の名称が「高輪ゲートウェイ」に決定した。同区間は約2.2キロ離れており、山手線の駅間では最長となる。そのため、かねてより新駅設置が構想されていた。

 今回の新駅名は公募され、1位は高輪駅、2位は芝浦駅、3位は芝浜駅と無難な名前が並んだ。特に芝浜は、古典落語の演目にもなっている同地の旧地名の一つであり、望む声も多かった。高輪ゲートウェイ駅は130位であったものの、未来性があるため選ばれたといわれる。だが、ネット上では「ダサすぎるわ。最寄り駅として口に出したくない」「ムダに長い」「山手線の駅の中でここだけ浮いている」といった声が聞かれる。

 高輪といえば、隣町の白金とあわせて高級住宅地といったイメージがある。その分「高輪」と「ゲートウェイ」のまさかの結びつきに、驚いた人も多そうだ。

 予想外のネーミングセンスといえば思い出されるのが、2004年に起こった南セントレア市騒動がある。

 愛知県知多郡美浜町と南知多町が合併するにあたり、新市名が公募された。こちらも上位には南知多市や美南市といったベターな名前が並んだが、なぜだか「南セントレア市」が新市名候補として合併協議会から発表された。

 セントレアとは、2005年2月に開港した中部国際空港の愛称である。空港に近い立地をアピールしたい狙いがあったのかもしれない。候補名の中には、セントレアの文字を当てた「遷都麗空市」もあったという。ここまで来ると、キラキラネームというより、ヤンキーの落書きレベルのセンスだ。

 これには地域住民から反対の声が相次いだ。特に、「変な名前の街に住みたくない」といった声が多かったようだ。そのため、合併協議自体が取りやめとなっている。今回の高輪ゲートウェイ駅も、そのような悪夢を呼び起こすのかもしれない。

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