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スーパーFMWの魅力(2)「お笑いプロレスの新境地」

 スーパーFMW・電流爆破20周年記念興行第1弾では、お笑いプロレスも新しい展開を見せた。

 第2試合は、真・下町プロレスvs西口プロレスvs女子vs怪奇派軍団全面抗争である。もともと怪奇派軍団は別の試合に出場する予定であったが、トレバー・マードックの欠場の影響でカードが組み替えられ、こちらに参戦となった。試合形式は時間差バトルロイヤルで、1分毎に追加選手がリングインする。
 最初に登場した選手はブルース・レイである。名前のとおり、ブルース・リーのパロディである。ブルース・リーのようにヌンチャクを使って決めポーズをしたが、転んでしまい、観客席から「大丈夫?」と声をかけられていた。ブルース・レイの対戦相手は透明人間である。どこにいるのか分からない相手との対決という、典型的お笑いプロレスであった。
 続いてバカボンのパパ、見た目が邦彦の登場で混戦となる。この辺りで普段の全面抗争で見られる、お笑いプロレス要素は終わる。怪奇派軍団のフレディ・キット、ジェイソン・キットが登場し、お笑いプロレスの面々を攻撃する。それに対し、灯油缶を持ったマザー・コングが登場し、灯油缶で反撃した。
 最後に雫あきがリングインする。見た目が邦彦(西口プロレス)とマザー・コング(西口ドア)が所属団体の西口つながりで意気投合しているところに、雫が「私も仲間に入れて」と話しかける。しかし、あっさり断られてバトルが勃発する。雫の頭に灯油缶が直撃し、雫は座り込むものの、最後は勝ち残った。

 お笑いプロレスは持ちネタ(技)の披露という形になりやすい。それはそれで面白いが、内輪だけの笑いや、ネタとなる技を掛け合うだけの「プロレスごっこ」に陥る危険がある。その点、雫が灯油缶で殴られながらも男性レスラーを相手に縦横無尽に暴れまわるという展開は、分かりやすく楽しめる。お笑いプロレスであっても選手が本気で戦っているからこそ、その本気ぶりと行動の滑稽さとのギャップが笑いになる。

(『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力)

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