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ウルグアイ選手が飲食店で“泥酔タックル” 台風直撃のラグビーW杯、「神対応」の国と格差浮き彫りに

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画像はイメージです

 熊本・熊本県民総合運動公園陸上競技場にて、13日に行われたラグビーW杯D組最終戦・ウルグアイ対ウェールズ。この一戦の後に、ウルグアイの一部選手が現地の飲食店で騒動を起こし、警察から事情聴取を受けていたことを地元メディアが報じている。

 報道によると、試合後の14日未明に飲食店に入ったウルグアイ代表のグループのうち、2選手が泥酔し店内で暴れたとのこと。また、止めに入った従業員にタックルを見舞ってもおり、中には医療機関への受診を余儀なくされた従業員もいるとのことだが、現時点での詳細な被害状況は店側によって伏せられている状況だという。

 ウルグアイはウェールズ戦で「13-35」の敗北を喫したが、既に予選敗退が決まっている状況の中、前半を「6-7」と1点差で折り返すなど、優勝候補の一角と目される強豪相手に大健闘。ネット上のファンからも「ウルグアイの健闘が光る試合だった」、「スコア以上に素晴らしい対戦になった」といった声が多数寄せられていた。

 そのような試合の後に起こった今回の一件を受け、ネット上のファンからは「せっかくいい試合してたのに残念なニュースだ」、「負けた腹いせに一般人に八つ当たりはひどすぎる」、「下手したら死人が出ていたかもしれない危険行為だから、それ相応の処分が下されるべき」といった批判や失望の声が続出。

 一方、「台風で最終戦が中止になっても、日本に残ってボランティアしてくれたカナダの選手たちを見習え」、「自分たちから申し出て、滞在先の住民と交流したナミビアとは雲泥の差」、「この2選手にはカナダ、ナミビア選手たちの爪の垢を煎じて飲ませたい」といったコメントも少なからず見受けられた。

 ファンが言及しているカナダ、ナミビアの両国は、直接対決が組まれていた13日の最終戦(岩手・釜石鵜住居復興スタジアム)が台風19号の影響で中止に。お互いに今大会初勝利が懸かる一戦となるはずだったが規定により引き分けとなり、両国ともに予選敗退となった。

 しかし、この両国は中止の決定に対して恨み節一つ言わなかった上、カナダは釜石、ナミビアは滞在先の宮古市で、それぞれボランティア活動や地元住民との交流会を自発的に敢行。

 この模様を今大会の日本語版公式ツイッターが「(カナダ代表は)そのまま釜石の町に残り、ボランティア活動を行いました」、「台風の被害を受けた市民を元気づけたいと、ナミビア代表側から市に打診し(交流会が)実現しました」と報告したところ、ツイッター上では「試合中止を潔く受け入れるばかりか、被災地支援までしてくれるのは純粋にすごい」、「どちらの国も試合やりたかっただろうに、支援活動をしてくれて本当に頭が下がる」、「カナダもナミビアも本当にありがとう、ぜひまた日本に来てください」といった称賛が集まっていた。

 大会最終戦後の立ち振る舞いがカナダ・ナミビアとは対照的であったことも、今回の一件に怒りの声が多く集まっている理由の一つなのかもしれない。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
ラグビーワールドカップの日本語版公式ツイッターより
https://twitter.com/rugbyworldcupjp

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