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新潟県のプロ球団誘致の試金石

 8、9日と新潟県立野球場ハードオフ・エコスタジアムで注目の横浜対巨人の2連戦だ。3月24日に発足した『プロ野球新潟誘致委員会』(泉田裕彦委員長=新潟県知事)にとって試金石になるからだ。

 「一つでも多くの試合をまず誘致して、夢の階段を上ってゆきたい」と、泉田委員長が宣言しているが、その第一歩とも言える横浜対巨人の2連戦の結果は重要なものになるだろう。「まずは準フランチャイズとしてプロ球団を新潟へ誘致したい」という第一目標へ達するには、泉田委員長も認めているように、「観客動員の実績作り」が最重要テーマになるからだ。
 しかも、今回巨人を相手に試合を主催する横浜は新潟県のターゲットになっている球団の一つだ。「本拠地移転は横浜市との間に長期契約があり、簡単には移転できないようになっている。が、横浜球団の本音としては、新潟に興味を持っている。準フランチャイズとしてならば、可能性はある」。球界関係者はこう語る。

 もう一つ新潟県が招致の候補としているのが、ヤクルトだといわれている。「セ・リーグは巨人、ヤクルト、横浜と3球団が関東エリアにあり、巨人以外のヤクルト、横浜は観客動員に四苦八苦している。パ・リーグで福岡のソフトバンク、札幌の日本ハム、仙台の楽天と地域密着型球団が成功している例を見たら、横浜かヤクルトが新潟へ行くのが、望ましいだろう」と、パ・リーグ球団関係者は新潟県サイドの思惑は間違っていないと見ている。
 さて、「プロ野球新潟招致委員会」にとって、第一関門といえる横浜対巨人の2連戦の観客動員はどういう結果になるのか。7月24日には、オールスター戦という大舞台の第二関門が待ち受けている。

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