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本当にあった怖い彼氏(4)〜化粧品のプレゼントが恐ろしい理由〜

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画像はイメージです。

三橋菜々(仮名・24歳)

 当時、付き合っていた彼は3つ年上のサラリーマンで、とても優しい人でした。そんな彼が、よく私にプレゼントしてくれたのは化粧品です。そのほとんどが乳液だったのですが、なぜかどれも開封済みのばかり。なぜかと聞いてみると、どうやら会社の取引先の人から試供品を貰うことがあり、「企業で1度お試しで使っただけのものだから」ということだそうです。

 私も女性として日々化粧品にはお金をかけていますので、乳液だけでも貰えるのは助かりますし、遠慮なく使っていました。それに「もうすぐなくなる」と伝えれば、また彼は新しいものを貰ってきてくれます。

 そんなある日、彼が私の家に泊まりに来た時のこと。深夜、私たちがベッドで寝ていると彼がそーっと起き上がったのです。私は、寝付けなかったこともあり、薄目を開けて見ていると、彼は音を立てないように、机の上に置いてあった私の化粧品を手に持って、トイレに。そしてしばらくして戻って来ると、再び化粧品を元の位置に戻して何事もなかったかのように、眠りにつきました。

 翌朝、彼が仕事のため先に家を出て行った後、私は昨夜、彼が持ち出した化粧品を調べてみました。するとフタのあたりに乳液がこぼれているのを発見。私はその瞬間、頭に浮かんだある恐ろしい疑惑を払拭するため、その乳液の匂いを嗅いでみました。すると悪い予感は的中。そこからは明らかに化粧品のものとは違う、男性の下半身から発せられたあの生臭い香りを感じたのです。

 そう、彼は化粧品と言いながら、自身の体液と乳液を混ぜ合わせたものをプレゼントしていたようなのです。だから彼は、いつも開封済みのものを差し出してきたのでしょう。きっと取引先から貰ったというのも嘘のはずです。その事に気が付いた時、ゾッとしましたね。だって今までは何の疑問も持たず、それを顔に塗り付けていたわけですから。それが彼氏のものだろうと気持ち悪すぎます。

 彼とはもちろんすぐに別れましたし、それ以来、飲み物や化粧品などは、未開封の物しか絶対に使わないと決めました。

(取材/構成・篠田エレナ)

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