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休場がかさんだ3横綱 最も多くの「金星」を配給したのは?

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白鵬

 大相撲の世界において、平幕力士が横綱に勝利した際に用いられる言葉である「金星」。力士褒賞金の昇給にも関わるとあって、横綱と対戦する平幕力士は常に狙っている代物だ。

 今年は白鵬、鶴竜、稀勢の里の3横綱が共に休場を重ね、例年と比べると配給の機会は少なかった。そんな中、最も多くの金星を与えてしまった横綱は一体誰なのか。既に答えが出ているファンもいるかもしれないが、改めてその内訳を以下に見ていこう。

 まずは、今年「31勝8敗51休」の成績だった白鵬。見ての通り1年の半分も土俵に上がることができなかったが、休みを除いた勝率は「.795」(幕内最高)と、出場すれば高確率で白星を記録してもいた。

 そんな白鵬が今年1年で配給した金星の数は、1月場所の2個(北勝富士、嘉風)、5月場所の1個(阿炎)を合わせ3個。ちなみに、これは昨年の配給数と全く同じ数字となっている。

 次に登場するのは、「51勝15敗24休」と3横綱の中では1番出場数が多かった鶴竜。前半3場所では2度の優勝(3月場所、5月場所)を記録するなど好調だった一方、後半3場所では2度の休場を余儀なくされ思うように星を伸ばすことができなかった。

 1月場所(遠藤)、5月場所(松鳳山)で1個、そして7月場所(勢、阿炎)で2個の金星を与えてしまった鶴竜。その金星配給数は、先述の白鵬より1つ多い4個であった。

 最後に登場するのは、「11勝15敗64休」と今年も復活を果たすことはできなかった稀勢の里。年明けの1月場所次第では、復活どころか現役生活も危ぶまれる危機的状況に陥っている。

 1年を通じて満身創痍の状態が続いただけに、金星配給数も3横綱でワーストを記録。その数字は1月場所の3個(嘉風、逸ノ城、琴奨菊)、9月場所の1個(千代大龍)、11月場所の3個(妙義龍、北勝富士、栃煌山)を合わせて7個となった。

 以上の通り、今年最も多く金星を配給した横綱は稀勢の里。果たして来年は汚名を返上し、復活を遂げることはできるのだろうか。

文 / 柴田雅人

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