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大人の玩具・超合金魂の魅力

 「超合金」と聞くと、「懐かしい」と思う方々は多いのではないだろうか。

 「超合金」とは、1972年に放映されたロボットアニメ『マジンガーZ』に合わせて玩具メーカーのポピーから発売された、子供用のロボット玩具の名称である。「超合金」の名称は、マジンガーZの装甲材質である超合金Zに由来し、亜鉛合金とABS樹脂を使用している。後に「超合金」はシリーズ化され、これらの商品は子供たちに熱烈な支持を受けてきた。その後ポピーは1983年にバンダイによって吸収されてしまったが、「超合金」ブランドは継続されていった。

 その後1997年に、人気のあったマジンガーZのプロポーションを完全に再現し、なおかつ様々なギミックを搭載した「超合金魂」シリーズが発売された。その発売第1号がマジンガーZであった。これはこれまで「超合金」を知っている大人の層に熱烈な歓迎を受けた。パッケージには「少年の心を持った大人たちへ」と記載されており、購買層の年齢層を示していると思われる。

 全体の印象は以前の「超合金」と比較すると、「超合金」の対象年齢が3歳以上の低年齢層であったのに対して、「超合金魂」は15歳以上の対象年齢となり、価格もその精巧な出来に比例して高価な物となっている。

 当時の技術では困難であったロボットの変形機能も、現在の最新技術を用いて設計されているために素晴らしいものとなり、マニアの人々を虜にしている。しかも当時はスポンサー都合で「超合金」にならなかった日本サンライズ(現サンライズ)製のロボットアニメも製品化されている。

 現在まで50を超えるアイテムが発売されてきた「超合金魂」でも最高傑作と言われているのが、日本サンライズ(現サンライズ)製作の『伝説巨神イデオン』である。放映時はトミーから「奇跡合体」と称する合体ロボットの玩具が発売されたが、出来は子供向けに作られている為にディフォルメが激しかった。

 それがこの「超合金魂」では3機のメカが差し替え、余剰パーツなしで合体、分離するという離れ業をやってのけた。定価こそ23100円(税込)と高額だが、多くのロボットマニアが狂喜する最高の出来となっている。

 春には東映製作アニメの『未来ロボダルタニアス』の発売も控えており、マニアにとっては財布の紐が緩むことになりそうだ。
(藤原真)

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