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大竹一重 “熟女”写真集制作中

 現在、大竹一重の写真集を制作している。大竹は1994年度のミス日本グランプリで、部門賞「ミスフラワー」に選出された和風美人である。

 過去、私は大竹のヘアヌード写真集を2人のカメラマンとともに制作している。最初は94年に沢渡朔が撮影した『ひとえ』。次は98年に荒木経惟が撮影した『冬恋―Love淫winter』。どちらも高い評価を獲得した。
 あれから10年、今度は大竹の“熟女”としての魅力を最大限に引き出した写真集にする。だが、今回“巨匠”は起用しない。今、熟女を撮れるのは20代の若者である。
 今回の撮影を担当した江森康之は28歳の新人。私が最も可愛がっているカメラマンだ。彼はデジカメではなく、今なおフィルムで撮影する。そのこだわりの姿勢が気に入っており、雑誌「サイゾー」誌上でのX-JAPANのTOSHIとの対談でも撮影を依頼した。今回の写真も相当なクオリティに仕上がっている。
 ロケ場所のホテルの部屋で、マネージャーはもとよりヘアメイクもスタイリストも入れず、大竹と江森と私の3人だけで撮影した。かつて私が荒木で写真集を作ったとき使った手法。これを今回、江森で行った。彼は身長が180cmもあるイケメン。大竹もホレたのではないか?事務所がNGを出した写真でも、大竹自身が「高須さんがOKなら私は構いません」と跳ねつけた。相当、気合いが入っている。
 大竹も今年36歳。とはいえ「色の白さは七難隠す」の言葉通り、外見は実年齢通りに見えない。彼女の顔は右側から見ると観音様か菩薩様、女の穏やかさが現れている。逆に左側から見たら女の毅然さ、キビシさが浮き上がり、まるで般若顔だ。
 今回撮影した写真は、その両面を上手に捉えている。7月8日に発売される週刊アサヒ芸能に袋とじで掲載されているので、是非ご高覧あれ!
 だが、今回の写真集は先駆けに過ぎない。第2弾は横山めぐみ、第3弾は水沢アキ。彼女たちの写真集を年内に出版する予定だ。ヘアヌード表現への規制が日々強まる中、“毛の商人”がやらなきゃ誰がやるのか!という気構えでいる。

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