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立憲民主党60人超擁立 意外と健闘しそうなリベラル派政党

 希望の党の嵐をよそに、枝野幸男代表率いる新党、『立憲民主党』が意外に躍進するかも? との声が広がっている。
 「驚きなのは、党の公式ツイッターのフォロワー数です。それまでは自民が11万6000余りでトップ、続いて公明党が7万2000前後だった。ところが、10月2日に開設したばかりの立憲民主党は、8日の時点ですでに16万1000。注目度を計る上では重要なポイントで、追い風が少なからず吹いていることは確かです」(全国紙政治部記者)

 公式ツイッターでは、政党のあり方に共感した有権者や若者が、街頭演説の様子や記者会見の感想を書き込んで拡散させる。昨年のアメリカ大統領選でも、民主党の指名争いで最後までヒラリー・クリントンを苦しめたバーニー・サンダースが、ツイッターで公立大学の無償化を発信し、若者のハートを鷲掴みにした。
 「このご時世、ツイッターをはじめとしたSNSの投票行動への影響は馬鹿にはできず、各党、実は立憲民主党のツイッターには神経を尖らせています。現に、ある世論調査では政党支持率で共産党を上回って公明党と肩を並べた7%という結果も出ており、さらに勢いづいている。これに手応えを得たのか、立憲民主党は60人を超える候補者を擁立、30人近い当選を目指すとして鼻息は荒い」(同)

 それと比較して、希望の党は代表の小池百合子氏個人のフォロワー数が48万を誇るにもかかわらず、党のツイッターでは大きく出遅れ、7500程度と低迷している。
 「さすがに今、先頭に立って何から何までやっている小池氏に、党のツイッターまで気を回せというのは酷な話。しかも、自身と党のフォロワー数が開きすぎているというのも、実情を物語っている。だが、それだけSNSが武器になることを知っている小池氏だけに、そろそろテコ入れも考えるのではないか」

 希望の党関係者は自虐を込めてこう話すが、それにしてもなぜ、こうも立憲民主党は受け入れられているのか。
 「希望の党を弾かれた者や、希望の党の考え方はノーという人たちが、枝野氏の元に集まり始めている。枝野氏は『希望の党からの転換者を“排除”しない』とも発言している。希望の党ができたことによって、この自由な雰囲気が余計に引き立ち、若者を中心に受け入れられているのではないか」(前出・記者)

 枝野氏は菅直人政権の官房長官時代、福島第一原発事故の不眠不休の対応ぶりにツイッターで『edano_nero』(枝野寝ろ)の応援フレーズが世界中で拡がった。衆院選でもひょっとすると同様の事態が起きるかもしれない。

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