「まさかここまで低いとは。ここだけの話ですが、局内では打ち切りに備え“Bプログラム”の準備を内々に始めている。バラエティー&スポーツ特番や、過去に高視聴率を取ったドラマなどを再放映する準備まで進めているんです。スポンサーを引き留めるための苦肉の策ですよ」(関係者)
それもそのはず、4月15日からはフジの真裏で日テレの堺雅人主演のドラマ『Dr.倫太郎』が初回放送を迎えるのだ。
「堺は今が旬の俳優ですからね。しかも日テレにしては珍しく、ヒロインに蒼井優と吉瀬美智子、脇役にも遠藤憲一や小日向文世など豪華な顔ぶれを揃え気合いを入れている。既に業界関係者の下馬評では低くても視聴率15%台、上手くいけば20%の大台に乗る可能性も高いとみられているんです」(芸能プロ関係者)
一方の『心がポキッとね』の気になる採算分岐点となる視聴率ボーダーは7%台とされている。
「一番ギャラが高いのが、当ドラマでヒロインを務める山口智子。最盛期より下がったといわれますが、今回も1本最低250万円〜をしっかり取っているんです。ちなみに主役の阿部サダヲは150万円〜。他には藤木直人が130万円〜、水原希子が100万円〜といった具合で、1本当たりの総制作費は軽く5000万円オーバーになる」(事情通)
ここだけの話、フジ上層部はもう少し視聴率を取ると計算していたようだ。
「主演の阿部は、高視聴率を獲得した『マルモのおきて』(フジ)以来、実に4年ぶりの連ドラ主演作で、山口は大ヒットドラマ『ロングバケーション』(同)以来、19年ぶりに連ドララブストーリーにチャレンジする。しかも『心がポキッとね』は、昨年ヒットした『最後から二番目の恋』(同)の脚本家・岡田惠和氏と宮本理江子監督が再タッグを組んだ力作ですからね」(フジ関係者)
もっとも、こんなフジの読みに対し厳しい批判をぶつけるのは、やり手と知られるフリーのドラマプロデューサー。
「フジは完全に時代が読めなくなっている。『マルモのおきて』は子役効果であって、阿部にそこまでのパワーはない。さらに、過去の人に成り果てた山口を担ぎ出して崇めるフジのドラマ作りの姿勢には、怒りを通り越して憐みさえ感じてしまう」
ここまで言われ放題のフジテレビ。果たして今後、視聴率は何%ゲットできるのか。