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セコム警備員が元担当の居酒屋に侵入し現金盗む!

 まるで漫画のような事件が起きてしまった。

 京都府警中京署は5月26日、閉店後の居酒屋に侵入し現金を盗んだとして、警備会社「セコム」近畿本部(京都市下京区)の警備員、黒河亮介容疑者(31=同市左京区静市野中町)を窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕した。

 逮捕容疑は同日午前1〜10時の間に、かつて担当していた同市中京区の居酒屋の入り口をバールで壊して侵入し、店のレジから現金約21万円を盗んだ疑い。店内は閉店後で従業員らはいなかった。黒河容疑者は「生活費に困っていた」などと容疑を認めているという。

 同署によると、店側が同日午前、警察とセコムに通報。防犯カメラの映像を見たセコムの上司が気付いた。黒河容疑者は容疑を認め、上司に付き添われて、同日夜、同署に出頭した。

 黒河容疑者は、3月まで同地区を担当していたため、店内の防犯用赤外線センサーの仕組みを知っており、赤外線に触れないように床にはいつくばって移動したが、防犯カメラには気付かなかったもよう。

 それにしても、大手警備会社の警備員が勝手知った取引先に忍び込むとは前代未聞。セコムへの信頼度も、これで大きく失墜してしまった。長嶋茂雄さんも、ビックリの事件だろう。

 生活費に困ったからといって、盗みに入るようでは、そもそも、黒河容疑者は警備員になる資質がなかったというしかない。

 セコム広報部は「本件を真摯に受け止め、再び同様の事案が発生しないよう、社員教育の徹底を図り、全社一丸となって信頼回復に全力を傾注し、再発防止に取り組んで参る所存であります」とコメントしている。
(蔵元英二)

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