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佑ちゃん狂騒曲の危険な落とし穴

 入寮、新人合同自主トレから早くも始まった2011年斎藤佑樹狂騒曲。「今や時代は遼と佑」と言われ、ゴルフ界の石川遼と人気を二分する日本ハムのゴールデンルーキーを巡る佑ちゃんフィーバーぶりは止まることを知らない。プロ野球界にとっても日本ハムにとってもうれしい悲鳴だが、一つだけ気をつけなければいけないのは、モテすぎだけに女難だ。

 日本ハムは千葉・鎌ヶ谷にある『勇翔寮』周辺のセキュリティー強化のために、「セコムしていますか」という、永遠のスーパースター・長嶋茂雄氏のCMで知られる大手警備会社のセコムに委託したという。加熱するばかりの斎藤人気を考えれば、転ばぬ先の杖で、当然の安全対策だろう。
 が、それでもガードしきれないのが女性問題だ。「過去に女性問題で潰れた素質ある選手は数知れない」というのが、日本球界の定説になっている。元祖・ゴールデンルーキーの長嶋氏は、自宅まで押しかけてくる女性ファン対策に頭を悩ましたという。
 「夜中に自宅玄関のブザーが鳴るから誰かと思えば、若い女性ファン。入れ代わり立ち代わりで連日、お引き取り願うのに大変だったよ」と。今はセコムとかしっかりとした警備会社があるからいいが、長嶋氏が入団した50年代当時はそんなシステムもなかったから大変だっただろう。
 いくら警備体制がしっかりしているといっても今の選手は逆にモテて当然と思っているから女性問題を起こす。「向こうから寄ってくる女性ファンには気をつけないといけない。最初から週刊誌にネタを売るのが目的の女性ファンもいるからね」。巨人監督時代の長嶋氏はこう選手に警鐘を鳴らしていたものだ。

 西武時代に相次ぐ女性スキャンダルを起こした清原和博氏など勘違いした選手の典型だ。「アイツは所沢の種馬だ」と激怒したのは、当時の西武管理部長の故・根本陸夫氏だった。それでも清原氏が女性問題を起こすたびに事後処理に走り回っていた。
 早実時代から女性ファンに騒がれることには慣れている品行方正の斎藤は、常識的には大丈夫だろう。斎藤を追い回す中年の女性ファンを「有閑マダム」ならぬ「佑観マダム」と言うそうだが、こういう類なら笑い話で済む。怖いのは、女性ファンよりも身内とも言うべき人気女性キャスター、女子アナウンサーだろう。

 プロ野球選手の結婚相手は、時代と共に変遷している。元祖・怪物と言われる元巨人の江川卓氏は客室乗務員と結婚、一時期ブームになったこともある。現在は女性キャスター、女子アナとの結婚が流行している。取材する側、取材される側、いわば、職場結婚の一種だ。
 「最近はプロ野球人気にかげりが出てきて、キャンプに美人女性キャスター、女性アナウンサーが押し寄せることがなくなったが、今年は異様な斎藤人気があるから、沖縄・名護は各局の看板女子アナ、キャスターが殺到するだろう」。
 放送局関係者がこう予告する通り、斎藤相手に看板女子アナ、キャスターが全員集合になるだろう。斎藤が所属することになったマネジメント会社の金看板のマリナーズ・イチローの夫人も元女子アナだ。イチローを尊敬、将来、メジャーでプレーする夢を持っている斎藤だけに、独身の女子アナ、女性キャスター側からしても、斎藤は最高のターゲットになるだろう。
 「我々の頃は、女性ファンが離れてしまうので、結婚はなるべく遅くして欲しいと球団側から言われたものだよ」と、ミスータープロ野球の長嶋氏は述懐、「今の選手は早く結婚するよね」と感想を漏らしたこともある。今、離婚問題で騒がれている日本ハムのエース・ダルビッシュなどがその代表例だ。

 日本ハム側とすれば、入団と同時に人気爆発の斎藤に対し、早婚だけは勘弁して欲しいというのが本音だろう。結婚したら女性ファンが離れていくのは目に見えている。球団側とすれば、各局の独身の看板女子アナ、女性キャスターとの接触に目を光らせるしかない。

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