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綱取り失敗の貴景勝、プライベートにも原因? 魁聖・阿炎も低迷中、結婚後の力士に危惧されるデメリットとは

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貴景勝

 2020年11月場所を「13勝2敗」を制し、2021年1月場所で自身初となる綱取りに臨んだ東大関・貴景勝。しかし途中休場となり綱取りに失敗し、多くの相撲ファンを驚かせた。

 貴景勝は10日の初日で小結・御嶽海に敗れると、翌日以降平幕の大栄翔、北勝富士、宝富士に敗れ4連敗。14日の5日目に平幕・琴勝峰を下して初白星を挙げたが、以降も「2勝3敗」と振るわず、19日の10日目からは左足首の負傷で今場所を途中休場した。

 >>貴景勝の休場に「怪我なんてしてないだろ」疑問の声 3日目に左足首を故障も、取組直後から怪しい行動が?<<

 貴景勝の成績不振、途中休場に対し、ネット上には「綱取りはおろかカド番になるとは思ってもみなかった」、「怪我は焦らずに治療して、来場所とりあえずカド番を脱出できるよう頑張って」といった反応が多数寄せられている。一方、一部では「成績不振には結婚の影響もあるのでは?」、「ゴールインしたことでちょっと気が緩んでるかもね」、「奥さんに構い過ぎて鍛錬を怠っていたと見られても仕方ない」といったコメントも見られた。

 貴景勝は2020年11月場所後の会見で、場所前に結婚したことを公表した。同年、角界ではそれまでにも複数の力士が結婚を発表したが、貴景勝と同様に不振に陥っている力士がいる。

 今場所東前頭16枚目の魁聖は、2020年6月20日に結婚していたことを翌月15日に発表。当時の報道によると、「勝ち越しができるように頑張ります。あと、コロナにならないように」と今後の抱負を語っていた。

 ところが、魁聖は同年7月場所に6勝9敗、9月場所に7勝8敗、11月場所に6勝9敗と3場所連続で負け越し。さらに、今場所は場所前、所属する友綱部屋の力士1名の新型コロナ陽性が判明したため、濃厚接触の疑いがあるとして魁聖を含む部屋の全力士が全休をしいられている。
 
 2020年6月24日に結婚した阿炎は、同月29日の結婚発表当時、東前頭5枚目と平幕上位にいた。次場所は三役復帰を狙うべく奮起するのではと期待するファンも多かった。

 しかし、阿炎は次場所の7月場所で6日目まで「3勝3敗」と今一つだった上、場所前、場所中に知人・関係者と夜の接待を伴う飲食店を複数回訪れていたことが発覚し、同月25日の7日目から途中休場。日本相撲協会は阿炎が8月4日までに提出していた引退届を不受理とした上で、同月6日に「出場停止3場所、5カ月間報酬50%減額」という処分を下すことを決定。出場停止期間は今場所までだが、この間番付は幕下16枚目まで下落している。

 結婚後は不振にあえいでいる魁聖、阿炎だが、結婚により住居が変わったことがデメリットをもたらしたという見方がある。角界では結婚した力士は部屋を出て近くのマンションなどで結婚相手と一緒に暮らすのが一般的だが、これにより親方の管理下から外れる時間が増えたことが稽古不足やはめを外す行動につながった可能性はある。

 一方、2019年10月31日に婚約を発表し、2020年7月場所前に婚約者と結婚したことを8月6日に発表した高安は、結婚後に臨んだ7月場所で「10勝5敗」と記録し2019年7月場所以来1年ぶりとなる勝ち越し。その後も9月場所で「10勝5敗」、11月場所で「8勝7敗」と3場所連続勝ち越しを記録し、東小結で迎えた今場所も22日の12日目までに「7勝5敗」と勝ち越しに王手をかけている。

 2017年7月場所から2019年11月場所まで大関に在位していた高安。本来の実力を考えると関脇以下の地位で勝ち越すのは当たり前ともいえるが、それまで1年勝ち越しがなかったことを考えると“内助の功”の影響は大きかったのかもしれない。

 賜杯をつかんだ11月場所から一転、今場所は辛酸をなめた貴景勝。結婚が良い方向に出たのか、それとも悪い方向に出たのか、評価は3月場所以降の成績次第だが、好成績を挙げ「結婚して一段と強くなった」と周囲やファンに認めさせることはできるのだろうか。

文 / 柴田雅人

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