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特別ドラマ『当確師』、クライマックスに「女性って怖い」と反響 早くもシリーズ化望む声

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檀れい

 ドラマスペシャル『当確師』(テレビ朝日系)が27日に放送された。

 香川照之が当選確率99%を誇る“当確師”の異名を持つ選挙コンサルタントを演じた本作。原作は『ハゲタカ』シリーズで知られる人気作家・真山仁氏による同名小説となっている。

※以下、ネタバレ含む

 ドラマスペシャルでは「選挙は戦争だ、勝つためなら手段は選ばん。それが当確師、聖達磨のやり方だ」と豪語する選挙コンサルタント・聖達磨が、旧知の仲である国会議員・大國克人(木場勝己)から、“高天市”(たかあまし、ドラマ設定での政令指定都市)のカリスマ市長・鏑木次郎(高橋克実)を次の市長選で倒してほしい、と依頼される。聖はさっそく対立候補として高天市で保育園を経営する黒松幸子(檀れい)を選び――というストーリーが描かれた。

 香川演じる聖の新しいダークヒーローっぷりも話題になった本作だが、今回は時折垣間見られた“女性の怖さ”に反響が集まっているという。本作のキーパーソンとなったのは、対立候補となった檀れい演じる幸子と、鏑木の妻で幸子とは中学時代からの親友・瑞穂(奥貫薫)。瑞穂は高天市を牛耳る財閥・小早川グループの現総帥だったが――。

 「実は、夫の不祥事から小早川グループのブランドにキズが付くことを恐れ、大國を通じて聖を呼んで幸子を新市長仕立てようとしていた張本人は瑞穂。幸子は瑞穂の依頼を快諾し、市長選に立候補し、聖の手助けもあって見事当選を果たしました。しかし、当選後、幸子の口から明かされたのは『私には親友なんかいない』という言葉。聖が『本当は瑞穂さんの事が大っ嫌いだった?』と指摘すると、『だけど一番嫌だったのは彼女に嫉妬しうらやましいと思い続けた私自身』と明かしつつ、瑞穂の上に立って見下ろすために市長選に挑んだことを明かしていました。瑞穂は瑞穂でグループのブランドを守るために幸子を利用していたため、この言葉に視聴者からは『女性って怖い…』『友情と人生ありきで進んでた話の締めで友情に翳りを入れる手法がすごすぎる』『お互い嫌ってるけど親友としてずっと一緒にいる女性の関係って現実でもある気がする』という声が寄せられることに。リアリティがある分、より大きな話題になったようです」(ドラマライター)

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 視聴者からは「選挙をがっつり動かしてるのが女性ってところが新しい」「選挙は男のものって価値観がもう古いんだなと思った」といった評価も集めた本作。女性のドロドロさを描いたその斬新さは、早くもシリーズ化を熱望する声を多く集めていた。

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