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吉川トレード獲得の西武に「金の無駄」ファン大ブーイング 不振長引く左腕の加入、“大化け”の期待も

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 今季「58勝58敗4分・勝率.500」でパ・リーグ3位となった西武。20日、その西武が日本ハムの左腕投手・吉川光夫を金銭トレードで獲得したことを発表した。

 報道によると、西武は今季を通じて一軍で戦力となった左腕がリリーフの小川龍也しか見当たらず、その小川も16日に受けた左ひじ手術の影響で来季開幕に間に合うか微妙な状況のため吉川に白羽の矢を立てたとのこと。球団の渡辺久信GMは、球団公式サイトを通じ「ライオンズに必要な左の戦力として吉川投手を獲得することになりました。重要な場面で活躍してくれることを期待しています」とコメントしている。

 >>西武・松坂、一軍登板ナシでも残留のワケ渡辺GMの計算通り?先例との決定的な差は埋められるのか<<

 これまで日本ハム(2007-2016,2019-2020)、巨人(2017-2019)でプレーしている32歳の吉川は、先発・リリーフとして通算で「214登板・55勝70敗3ホールド3セーブ・防御率3.91」といった成績を残している左腕。しかし、ここ5年は「79登板・14勝20敗3ホールド3セーブ・防御率4.67」と不振が続いている。

 こうした経緯もあってか、吉川のトレードにネット上には「ここ数年まともな成績残してないから期待できない」、「吉川を加え入れたところで焼け石に水なんじゃないか」、「いくらで獲ったのかは分からないけど、金の無駄で終わりそうな予感しかしない」と辛らつな声が多数寄せられている。なお、金銭トレードは一般的に獲得球団が選手の年俸に応じた額を相手球団に支払うとされているため、西武は吉川の今季年俸である3500万円(推定)前後を日本ハムに支払ったものと思われる。
 
 一方、「失敗と決めつけるのは早い、榎田みたいになる可能性もある」、「吉川に期待できないとか言ってる人は榎田のこと忘れちゃったの?」と擁護するコメントも複数見受けられた。

 「西武がトレードで選手を補強するのは、2018年3月に岡本洋介とのトレードで阪神から獲得した左腕・榎田大樹以来約2年ぶり。榎田もそれまでの5年で計7勝と数字を残していなかったため『意味のないトレード』と疑問視するファンは少なくありませんでしたが、いざふたを開けると榎田は同年キャリアハイの11勝を挙げチームの10年ぶりのリーグ優勝に貢献しました。西武は阪神に比べ打撃力に秀でているため援護をもらいやすくなったこと、その援護により『多少は打たれても大丈夫』と肩の力を抜いて投げられる機会が増えたことなどが好成績の理由とみられていますが、吉川も榎田と同じように移籍を機に一味違った姿を見せてくれるのではと考えているファンもいるようです」(野球ライター)

 2012年に「14勝5敗・防御率1.71」でリーグMVPに輝いた経験を持つ吉川。実績でいえば榎田以上の投手だが、果たして西武移籍をきっかけに復活することはできるだろうか。

文 / 柴田雅人

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