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中学生2年生が爆弾魔に小倉駅コインロッカー爆破事件【衝撃の未成年犯罪事件簿】

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 1974年(昭和49年)という年は、日本全国で「爆弾」にまつわる事件が相次いだ年であった。
 この年の8月30日に発生した三菱重工爆破事件を皮切りに、三井物産、大成建設といった大手企業が狙われた連続企業爆破事件が発生。予告なき爆弾魔の犯行に多くの人々が恐怖したのだが、実は東京以外の地域でも連続爆弾事件は発生していた。

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 連続企業爆破事件からおよそ半年前、福岡県北九州市で相次いで連続爆弾事件が発生した。最初はデパートの清涼飲料水売り場に空き缶と乾電池を巻いた簡易的な爆弾(爆発せず)が発見されたのを皮切りに、数日後には路上で火薬とクギが入った瓶が爆発する事件が相次いで発生した。

 怪我人はおらず、また爆弾そのものも爆発物に知識が深い人物が作ったものとは思えず、警察も重く考えてはいなかったが、3月13日、国鉄小倉駅(現:JR小倉駅)の構内にあるロインロッカーが突然爆発し、5人が重軽傷を負うという事件が発生した。

 現場にはクギと電池が散乱しており、これまで発見された爆発物と同様の製造工程であったことから、警察は爆弾魔を小倉駅近辺にいるものとして、捜査を開始した。
 そして、しばらくして「近くの公園で爆弾の実験を行っている中学生がいた」という証言を元に、同市に住んでいる14歳の中学二年生のAが容疑者として逮捕した。

 Aは、小倉駅爆破事件の前後に、警察に数枚の爆発物の脅迫文を送りつけたことが明らかになっているほか、両親から「最近、家にいる時の息子の様子がおかしい」といった証言が取れており、部屋から爆弾の材料となった乾電池や空き瓶が発見されたためである。

 Aは犯行の動機について、「学校で仲間外れにされたため」「世間に対して恨みがあった」といった事を供述していたという。

 「中学生の爆弾魔」のニュースは全国に衝撃を与えた一方、後に発生する三菱重工爆破事件とともに、爆弾の恐怖が身近なものになった象徴的な一件と言える。

文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)

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