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『カネ恋』の“バス移動を新幹線と偽った”交通費横領、実際に不正受給したらどうなる?

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松岡茉優

 10月6日に最終回を迎えた、松岡茉優主演の恋愛ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)。

 同作は、人それぞれに異なる金銭感覚や日常で起こる金銭トラブルをテーマに扱うラブストーリー。故人となってしまった三浦春馬さんの遺作としても注目を浴びていた。おもちゃメーカーの経理部に勤める九鬼玲子(松岡茉優)は常に“清貧”を心がけ、清く美しいお金の使い方を好むが、彼女を取り巻く様々なお金の価値観に触れて互いに成長していく姿を描いた。

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 第一話では、北村匠海が演じる会社の後輩、板垣純の出張旅費の不正請求が描かれた。経理部の玲子は板垣の不審な経費請求書から、板垣が交通費を誤魔化していることを発見する。より安価な高速バスで出張に行き、使わない新幹線チケットを金券ショップで換金して自分の懐に入れていたのだ。ドラマでは、板垣に対して厳重注意という形で丸く収まったが、実際にはどのような処分が下される可能性があるのだろうか。

 多くの企業では、交通費は実際に使う交通機関の分だけ支給することが前提だ。しかし、板垣は自分で使うことのなくなった新幹線代を経費として申請していた。これは刑法第246条「詐欺罪」、または刑法第253条「業務上横領」にあたる犯罪行為になる可能性が高い。その他、刑法159条「私文書偽造罪」にも問われることもある。作中では、一家を養うためにお金に困っていたという板垣の事情や、悪質な金額や期間ではなかったこと、誠意を持った反省が見えること、また営業トップの成績を収めている会社のキーマンであることも相まって、厳重注意に終わったが、実際には会社から訴えられる危険性も考えられる。さらに、懲戒解雇にまで追いやられることもある。また、民法703条「不当利得返還」により、不正に手に入れた金額は必ず相手に返還しなければならないという義務があるため、悪質な横領を繰り返していると後で痛い目を見ることになる。交通費の改ざんくらいバレないだろうと思っていても、会社は定期的に確認する場合が多い。責任ある社会人である以上、少額でも交通費不正請求はするべきではない。

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