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節分の日に行われた惨劇「福笑い殺人事件」【衝撃の未成年犯罪事件簿】

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 「鬼は外、福は内」と声を発しながら豆を撒き、厄除けを行う日本の伝統的な文化である節分。主に2月3日に行われる節分であるが、今から65年前の1955年(昭和30年)の節分の日、東京都八王子市のある神社の一角でとある衝撃的殺人事件が発生した。

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 殺されたのは、この神社の境内で飲み屋を開いていた41歳の女将であった。当時、東京を始めとする多くの都市では、太平洋戦争の空襲の影響でお店を開店できない経営者が多くおり、神社の境内で商売をする人が多くいた。41歳の女将もそのような焼け出された経営者の一人だったようだ。

 女将の殺され方はまさに異様で、血まみれのまま布団をかぶされ、現場にはビール瓶が散乱。さらに顔は鈍器で殴られ、生々しい傷跡が残っていたほか、目には目隠しがされ、首には麻紐が括りつけてあったというのだ。
 さらに、発見者でもある女将の長女が確認したところ、預金通帳と印鑑が無くなっており、強盗目的での犯行であることがわかった。

 しばらくして、女将殺しの容疑者として21歳と19歳の男性2人が挙げられた。彼らは少年院の同期で、仲がよかったことから2人が共謀して女将を殺したのはないか?という推察に至ったのだ。
 そして、事件発生から17日後の2月20日、2人の若者は逮捕された。彼らが女将を殺したのは、やはり警察の推察通り強盗目的のためで、少年院から出所後、電車でたまたま再会した2人は、東京都内をブラブラしていた。

 放浪生活の末、金がなくなり、困っていたところで、顔なじみだった神社の飲み屋の女将が小金を貯めこんでいることを思い出し、犯行当日がたまたま節分だったことから、女将に「福笑いをしよう」と誘い、目隠しをしたところで麻紐で首を締め、瓶で殴って殺害したのだ。

 2人は前科があったことから後に死刑宣告され、揃って死刑になったという。
 本事件は、事件当時は三面の小さい記事であったが、楽しい遊びであるはずの「福笑い」が恐ろしい犯罪に使われたこと、「福笑い」とのイメージのギャップから、今でも語られることの多い事件の一つである。

文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)

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