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抑うつ状態に陥りやすい? 恋愛リアリティ番組が出演者の心理に与える影響

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 ABEMAの恋愛リアリティショー『いきなりマリッジ・シーズン4』に出演していた濱崎麻莉亜さんが先月26日、港区の自宅マンションで亡くなっていたことが報じられた。遺体の状態や現場の様子から、薬物中毒死とされている。

 ​>>恋愛リアリティーショーの現場、非情なスタッフの対応が明らかに?<<​​​
 
 濱崎さんが亡くなったという報道を受けて、5月に木村花さんが自宅で亡くなっていた事件を思い出した人も多いのではないだろうか。木村さんも、恋愛リアリティ番組『テラスハウス』(フジテレビ系/Netflix)に出演していたことで知られている。
 また、恋愛リアリティ番組は世界中で放送されているが、出演経験者がこれまでに40人以上も自殺とみられる死を遂げているとされる。

 恋愛リアリティ番組は、出演者の心理に一体どんな与えているのだろうか。
 まず、番組に出演することによって、世間から注目を浴び、大勢の人から自分を評価される機会が増えるということは周知の事実だ。ただ、本人にそうしたある程度の覚悟があっても、今後の展開や世間からの反応といったものの全てを予測することは難しい。

 恋愛という、本来ならあまり他人に見られたくないデリケートな一面を大勢の人に晒すという経験は、想像よりもはるかに大きなストレスがかかるものだ。恋愛ならではの感情の浮き沈みや恋愛の傾向が世間に露呈すればするほど、冷静になった後に感じる羞恥心などによってストレスの程度は大きくなるだろう。

 また、番組を面白くするために、感情的になる場面や、個性的な一部分などを切り取って放送することによって、その側面ばかりがクローズアップされてしまい、視聴者に偏った悪い印象を与えることがある。日常生活の範囲であれば、そうした一時的な印象も時間が経てば自他共にその記憶から薄れていくこともあるが、番組として放送・配信される場合は、映像が出回る限り延々と悪い評価を受け続けることになるため、何度もストレスと直面しなければならなくなる。特に、こうした恋愛リアリティ番組への演出を理解しない人からSNSで直接感情をぶつけられるという現代的な弊害もそのストレスを増大させる原因となる。

 こうして、無名の頃には体験したことのないおびただしい数の誹謗中傷を経験すると、自尊感情や自己肯定感が低下してしまう可能性が非常に高い。人は、自尊感情や自己肯定感が低下すると、不安や絶望感に襲われ、抑うつ状態に陥りやすくなる傾向があり、最悪の場合は自殺衝動を引き起こす原因になってしまうこともある。

 もちろん、番組制作側が最初からそれを望んでいるわけではない。SNSに誹謗中傷や悪評コメントを書き込む人々も、はじめから精神的に追い詰めようと意図しているというよりは、むしろ一方的に主観的な意見を投げかけているにすぎないものの方が多い。しかし、これが膨大な数となると、それを受ける本人にとっては、攻撃力の高い精神的ダメージになる。

 恋愛リアリティ番組への出演が人の心理に与える影響を考えると、出演する人には、高ストレス状況の中でも自尊感情を維持し、様々なバッシングに耐えられるだけのメンタルの強さや柔軟性が求められるといえる。とはいえ、それが多くの人にとって困難なことであるということは、言うまでもない。

文:心理カウンセラー  吉田明日香

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