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「あちこちオードリー」、第二の「アメトーーク!」に? 人気プロデューサーの手腕

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オードリー・若林正恭、春日俊彰

 「あちこちオードリー~春日の店あいてますよ?~」(テレビ東京系)は、オードリーの若林正恭が常連客、春日俊彰がカウンターの飲み屋の大将という立ち位置でゲストを招き、フリートークをする番組。お笑い芸人がMCを務めるあまたのトーク番組と一線を画すのは、深夜ラジオ「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送/以下ANN)を可視化したような、若林の強くも優しい言及力に尽きる。

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 仕掛け役は、佐久間宣行氏。テレ東のテレビプロデューサーで、演出家。おぎやはぎ、劇団ひとりなどの深夜バラエティ「ゴッドタン」をドル箱にした辣腕が評価され、現在は秋元康氏が企画・監修を務める「青春高校3年C組」も担当する。

 その名をさらに高めたのは、昨年4月にスタートしたラジオ「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送)。ANN史上初の現役テレビ局員で、ニッポン放送の系列局であるフジテレビ局員ではないという初の記録も打ち立てた。

 ANNには昨年5月、「アメトーーク!」や「ロンドンハーツ」、「テレビ千鳥」や「霜降りバラエティ」を演出するテレビ朝日局員の加地倫三氏、今年3月には「水曜日のダウンタウン」のTBS局員・藤井健太郎氏が出演。局の垣根を超えた。

 当然、芸人も多数出演している。そのうちのひとりが若林だ。昨年8月に出演した際、プライベートでも交流のある佐久間氏から生本番中に突如として打ち明けられたのが「あちこちオードリー」のレギュラー化。サプライズ発表に若林は「うれしい」を連呼した。そのおよそ2カ月後、オードリーの冠番組としては初となる土曜日の午前にスタート。今年4月に火曜日深夜に移行して、濃度が増した。

 番組を始めるにあたり、佐久間氏が若林にオーダーしたことは、ただひとつ。「深夜ラジオのノリでやってくれ」だった。若林やゲストが、「これ、言っていいのかなぁ」と考えあぐねながらも最終的には爆弾発言をしてしまうのは、深夜ラジオの踏襲。さながら、オードリーのANNといえよう。

 それを裏付けるのが、飲み屋の壁に掲げられているお品書き。「あん肝とぶり大根」の横に張られているのは、「不用意な発言禁止」「ラジオじゃない」「ライターがすげぇ観てる」だ。

 かつて、芸人が出たい番組として「アメトーーク!」がいの一番で挙がった。この数年では「ゴッドタン」、さらにテレビに出られないライブ芸人たちは同番組の好評企画「この若手知ってんのか」を挙げる。融合する加地ラインと佐久間ライン。
 「あちこちオードリー」が第二の「アメトーーク!」を名乗れる日は、そう遠くはなさそうだ。

(伊藤由華)

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