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DeNA・平良は大儲け? 過去のベイスターズ人的補償を振り返る

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平良拳太郎

 2016年オフの山口俊のFA移籍に伴う人的補償で、ジャイアンツからベイスターズにやってきた平良拳太郎。今シーズンはすっかりローテーションで活躍し、山口俊は昨年最多勝に輝き今シーズンからメジャーに活躍の場を求めた。長い目で見れば若い平良が、これからベイスターズを背負ってくれる可能性が高いが、常勝を命じられているジャイアンツにとって短期間でも優勝に貢献した山口は合格点だろう。総合的にはお互いに悪くない話だったのかもしれない。

 ベイスターズからFA移籍し、人的補償が生じたケースは上記を含め3件あり、くしくも全てがジャイアンツとの間で成立している。過去2ケースを振り返りたい。

 まずは2006年オフ、チーム最多の10勝を挙げた門倉健との交渉が決裂し、ジャイアンツへFA移籍。高齢、高年俸が理由でリストから外れていた工藤公康を獲得した。2007年、工藤は7勝6敗、防御率3.91で、23年連続勝利の記録もマークしチームに貢献。しかし翌年は未勝利、2009年はリリーフに回り46試合に登板し2勝3敗。この年でチームを去った。暗黒時代に“ハマのおじさん”として話題も集めたことも含め、見えない部分でも貢献度の高い選手だった。結果門倉はジャイアンツの2年間で1勝だっただけに、ベイスターズにとってはいいケースだった。

 2011年オフにはチームの顔だった村田修一がジャイアンツへ移籍し、ベテラン左腕・藤井秀悟を獲得。2012年は6連勝を含む7勝を挙げ活躍し、翌年には開幕投手も務めた。最終的に6勝5敗の成績だったが、2014年には公式戦出場ゼロで現役引退となった。対する村田はジャイアンツでも活躍したが、藤井は現在、球団広報兼バッティングピッチャーというまれな立場として裏からチームを支える存在にとなっているだけに、損得では語れないケースとも言えそうだ。

 時に残酷ともとれる人的補償での移籍。この3件ともベイスターズは所属選手がFA宣言したケースでマイナスイメージが先行するが、うまい人選で編成上でも金銭面でも、全く悪くないチョイスをしているといえるか。

 親会社がDeNAに代わり「横浜を出る喜び」とやゆされることもなくなってきた昨今、理想とされる生え抜き中心のチーム作りができてきた。ただ少し前まで、FAの草刈り場だったこともあるのも事実なのだ。

写真・取材・文 /  萩原孝弘

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