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韓国ソウル市長が“セクハラ自殺”…次期大統領候補まで消えたおぞましき負の伝統

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提供:週刊実話

 自己矛盾の締めくくりは自死だった。韓国ソウル市の朴元淳市長(64)は、次期大統領の有力候補としてその名が挙がるほどの大物政治家で、民主化運動家や人権派弁護士としても広く知られていた。

 1993年に韓国で初めて起こされたセクハラ裁判では、弁護団リーダーとして無報酬で参加し、6年以上にわたる法廷闘争を勝利に導いている。

 そんな女性の味方であるはずの朴市長が7月8日、元秘書の女性からセクハラを受けたとして告訴され、家族とも連絡を絶って失踪していた。

 朴市長は「みなさんに申し訳ない」と走り書きした遺書を残しており、警察が700人態勢で捜索を続けたところ、10日未明にソウル北部の山中で遺体となって発見された。

「朴市長には複数の女性に対するセクハラ疑惑が浮上していたのですが、ソウル市警は『被疑者死亡により公訴権が消滅し、捜査は終了』と発表しました。つまり、訴えが事実である場合に償うべきだった朴市長の罪は、永遠に問われないことになったのです」(日本在住の韓国人ライター)

 韓国では今年4月にも釜山市長が、やはり市職員へのセクハラ問題で辞任しており、首都と第2の都市の左派与党系トップが、いずれも女性がらみの不祥事で空席になるという前代未聞の事態を招いている。

 また、ここ十数年で盧武鉉元大統領、魯会燦正義党議員、そして朴市長と、名だたる政治家がいずれも自死を選んでおり、これも韓国の“負の伝統”と言えるだろう。

 朴市長には“市民運動のゴッドファーザー”という顔もあった。

「しかし、慰安婦問題や徴用工問題で反日の急先鋒となり、文在寅大統領と『No Japan』なる不買運動を煽動しておきながら、自分はトヨタ製レクサスに乗っているなど、保守系メディアからは“二枚舌”と批判されていた」(元ソウル特派員)

 朴市長の葬儀については当初、「ソウル特別市葬」として5日間執り行うと発表されたが、青瓦台(韓国大統領府)の国民請願には、わずか1日で30万人以上の反対署名が集まった。ソウル市民は、疑惑にまみれた朴市長を「市葬」にふさわしくない人物だと評価したわけだ。

 まさに「天網恢恢、疎にして漏らさず(悪事をはたらいた者は必ず天罰をこうむる)」である。

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