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弁当店で暴行の親子、容疑認める 母が娘に「暴力してでも指導」を指示、事件の経緯に怒りの声

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画像はイメージです

 21日、香川県の高松地裁で、市内の弁当店でアルバイトの女性を丸刈りにする、ピアッサーで鼻に穴を開けるなどして、暴行や強要などの疑いで逮捕、起訴された店長(53)とその娘の店員(35)の初公判が開かれた。

 2人は今年4月、「弁当に髪の毛が入っていた」というクレームを受けた24歳のアルバイト女性に激怒し、ハサミで強制的に頭を丸刈りにするなどの行為を加え、暴行の疑いで逮捕された。その後娘は、20代の店員が遅刻をしたことに腹を立て、難癖をつけた上、ピアッサーで鼻に無理やり穴を開ける、マイナスドライバーで頬を傷つけるよう強要するなどしていたことも発覚し、再逮捕される。

 ​>>従業員を丸刈りにし逮捕の弁当店店長、鼻ピアスを開けさせた店員は親子だった 余罪も判明し怒りの声<<​​​

 そして、丸刈り事件では関与を否定するような言動を見せていた母で店長の女も、別のアルバイトに対し、押し倒し殴る蹴るの暴行を加えていたほか、2017年当時に勤務していた女性に対し、「あんたのせいで顔をやけどした」「これが病院の領収書」などと嘘をつき、100万円を騙し取っていたことも発覚。しかも、「やけどは事実」「相手が払うから受け取っただけ」などとうそぶいていると報じられた。

 21日の初公判で2人は起訴内容を認め、検察側が「店長の母が娘に対し、暴力を振るってでも指導するよう指示していた」「弁当に髪の毛が入っているというクレームが来たら、女性を丸刈りにすることを事前に決めていた」などと経緯を述べる。そして、弁当店ではアルバイトが2人に逆らうことが出来ない状態になっていたことを明かした。なお、弁護側は事実関係について争う意思を示さなかったという。

 明らかになった暴力弁当店の実態に、「バイトをマインドコントロールしていたのだろう。恐ろしい」「この行動以外にも日常的な口でのパワハラなど、色々していたはず。まだ隠していることがあるかもしれない」「社会的制裁が必要」「弁当店以外にもパワハラや詐欺を繰り返していたのでは」と、怒りや余罪を指摘する声が上がった。

 立場を利用し、アルバイトの人権を蹂躙した親子。その罪は非常に重い。

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