当然、多くの反発が出て、Go Toキャンペーンはすったもんだ状態で結果はみなさんのご存じのとおり。
そのGo Toキャンペーンは、3月に国民から総スカンを食った『和牛券』や『お魚券』と同時期に発案されたもので、Go Toキャンペーンも国民から「我々はいま現在苦しんでいるんだ! コロナが解決してからのことじゃなくて、いまを何とかしろ!」と、逆鱗にふれた政策であった。
あの頃、政府は現金給付か商品券かという話があったが、麻生財務相が「現金給付をすればみんな貯金するから」という理由で、商品券を配ることに固執したため「商品券だといま困っている人が家賃や光熱費を払うことができないだろうが!」と、大顰蹙を買ったりもしていた。
和牛券、お魚券、アベノマスク、そして今回のGo Toキャンペーンと、政府のコロナ対策はおもしろいくらいに国民の期待を外しまくった数か月間であった。
政府がダメなら野党はというと、政府の揚げ足取りばかりでかなりひどい。国民民主党の原口一博議員はツイッターで「コロナは中国が作った生物兵器かも」と、つぶやいてみたり、国会では立憲民主党の福山哲郎幹事長は、専門家会議の尾身茂副座長は西太平洋地域からポリオを根絶した全世界の感染症専門家が尊敬する医師であるにもかかわらず、発言を遮ったり、上から目線で語ったりして炎上した。
政府も政府なら野党も野党である。
それにしても政府の大迷走はいつまで続くのか? そろそろ終わりにしてもらいたいものだ。