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新型ダブル襲来・コロナと豚インフル「感染爆発」の恐怖

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提供:週刊実話

「今度は豚インフルか」

 中国農業大学などの研究チームはブタを宿主とし、ヒトに感染し、将来、パンデミックを引き起こす可能性のある新種のインフルエンザウイルスを確認したことを6月29日に発表した。

「恐ろしいのは変異を繰り返し、ヒトからヒトに簡単にうつるようになって、パンデミックを起こす危険性があることです。新型コロナがパンデミックになり、世界中が不安にかられている現在、流行するという緊急性はまだ低いと見られる。しかし、ヒトに感染する“すべての特徴”を備えているといい、注意深く監視していく必要がありそうです」(サイエンスライター)

 新型コロナの感染者は世界で1100万人を超え、死者は53万人を突破した。死者・感染者が最も多い米国、ブラジルなどをはじめ、世界で新たな感染者は増え続けている。

 今回の新型ウイルスは『G4』と名付けられ、遺伝子は2009年にパンデミックを起こした豚由来のインフル(H1N1)と同じ系統である。

 G4は、2011〜2018年に中国内の10省で食肉処理場や獣医学校附属病院の豚3万頭以上の鼻腔から採取した検体の中で見つかった。この調査では豚インフルのウイルスが179種類も検出されたが、ある年だけ現れたり、最終的にほぼ消滅したりするウイルスがあったという。

 ところが、G4は年々増え続け、2016年以降は急増した。その後の研究により、人間に感染して気道の細胞内で急速に増殖する能力を持ち、季節性インフルのワクチンを接種しても、免疫ができないことが分かっている。
 医師で作家の外岡立人氏が言う。

「豚インフルの遺伝子は、人のモノや鳥のモノ、また季節性のインフルエンザの一部が混ざり合うインフルエンザウイルスの工場のようなものです。そのため、中国や米国では常に監視対象になっている。新種の豚インフルは2、3年前に見つかったそうです。新型コロナがパンデミックになっている折、いかにも不気味な情報です」

 豚の飼育が盛んな河北省と山東省で2016〜2018年に実施した抗体検査では、養豚場で働く従業員の10・4%、一般市民の4.4%がG4感染に陽性反応を示したそうだ。

 人から人への感染を示すデータはまだないものの、豚由来のものが重症化し、死に至ることもあるという。
「中国の研究チームはパンデミックのリスクを軽減するため、豚同士の感染を抑え、接触者の監視体制を強化するなどの対策を提案している」(前出・サイエンスライター)

 新型コロナはまだ収束の気配すら見せていない。豚インフルも新型なので免疫をもつ人はほぼ存在しない。中国の研究チームは〈ウイルスを抑え、養豚業者らの状態を注視する方策を素早く導入すべき〉と米科学誌で訴えている。

「実は、中国・武漢の研究所は中国人民解放軍も一枚かんでいる説が有力です。もちろん、目的は細菌兵器の研究。今回のコロナ騒動も研究所から誤ってウイルスが流出した可能性があるとして米国は疑っている」(全国紙外信部記者)

★想像を絶するダブル大流行

 世界の国々が新型コロナウイルスのパンデミックを終息させようと血眼になっているが、専門家の間では常にインフルエンザの新型を警戒している状況だ。

「世界的に流行した最後のインフルエンザは、2009年にメキシコで発生した豚インフルエンザです。幸い、心配されたほどの死者は出ませんでした。これは多くの高齢者が、かつて似たインフルエンザの流行で何らかの免疫を得ていたからだそうです」(前出・サイエンスライター)

 もっとも、同じ豚だからといって当時のインフルエンザワクチンに新型豚インフルの予防効果はないとみられているが、「必要に応じて適合させることは可能」と科学者らは指摘している。

 5000万人が死亡したとされる1918年のスペイン風邪から100年。次の大流行の危険について、新型豚インフルを研究してきた英ノッティンガム大学のキン・チャウ・チャン教授はこう注意喚起している。

「現在は当然ながら、みんなコロナウイルスに気が取られている。しかし、危険性のある他の新型ウイルスへの注視は必要だ」

 英ケンブリッジ大学獣医学部長のジェイムズ・ウッド教授も「人間が新たな病原体の発生リスクに常に直面していることを思い出させてくれる点で有益だ。野生動物より接触する機会の多い家畜動物が、パンデミックを引き起こす重大なウイルスの発生源となり得ることにも改めて気づかせるものだ」と話している。

 つまり、これから先、新型ウイルスのリスクが次々と襲ってくることに警鐘を鳴らしているのである。

「呼吸器系のウイルスは同時に2種類のものが流行することはないというのが定説になっています。しかし、最悪のシナリオは新型豚インフルが流行した際、新型コロナも終息しておらず、2種類のウイルスが同時に流行すること。ウイルスの挙動は予知できないため、もしそうなったら、想像がつかないほどの犠牲を生む」(前出・外岡氏)

 7月5日、東京都内の新たな感染者は緊急事態宣言解除後、4日続けて100人を超えた。

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