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阪神 矢野監督が鬼となる藤浪晋太郎「敗戦処理投手」采配

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提供:週刊実話

 永遠のライバル巨人を相手に、開幕3連敗スタート…。矢野燿大監督(51)は、ペナントレースのスタートと同時に軌道修正を迫られた。悩み続けるエース・藤浪晋太郎(25)に課したペナルティーについても、考え直さなければならなくなったのだ。

「“バースの再来”と騒がれたJ・ボーアが不振で、苦手だった左投手に対応できていません。先発投手が責任イニングをしっかり投げても打線が3試合で4得点と沈黙し、一方的な展開となってしまいました」(在阪記者)

 しかし、問題は打線だけではない。救援陣の失点について、早くも立て直しの声が出始めた。

 開幕戦は1点リードの場面で先発の西勇輝を交代させ、リリーフ陣がつかまった。第3戦は先発のガルシアが試合を作れなかったが、第2戦もそうだった。

 近年の阪神は投高打低のチーム。投手陣が抑えないことには勝機は出ない。

「開幕戦は、先発投手を続投させていたら、の声もありました。しかし、それは結果論で、問題は接戦と大量失点した試合で、ほぼ同じリリーフ投手が登板していることです」(球界関係者)

 今後、救援陣に頼ることになるのは明らかだ。自慢の救援陣をストロングポイントのまま、負け試合で投げさせて疲弊させない方法を考えなければならない。

 これにリンクしてきたのが、6月17日に行われたタイガースの親会社・阪急阪神ホールディングス株式会社の定時株主総会だ。手厳しいトラ批判が出ることでも知られる同総会で、今回は藤浪の新型コロナウイルス感染と“生活態度”に苦言が呈された。「自制できなかった」「チヤホヤしすぎ」の発言に役員たちは頭を下げることしきり…。
「藤浪は5月下旬、練習への遅刻を理由に無期限での二軍降格が告げられましたが、このままでは本当に腐ってしまいます。不振で二軍にいた去年も、身体を動かすよりも考え込んでいる時間のほうが長かった」(前出・在阪記者)
 考え込むよりも実戦――。「藤浪をリリーフで使うべき」との意見が出始めた。
「藤浪の荒れ球は脅威。特に右打者は身体に向かってくるので、死球覚悟の恐怖があり、たとえそこから失点が重なっても、翌日以降、相手は調子を落とすかもしれず、彼を登板させた意義がある。勝ちパターンの投手陣を温存させる意味でも…」(前出・関係者)
 藤浪も“敗戦処理”をやることで、何かを掴むかもしれない。同じ負け試合でも相手打線に脅威を与える可能性もあるから、チームに貢献できる。
 一軍では、藤浪の名前すら口に出せない雰囲気になっているという。敗戦処理役からの出直し。その再教育法で株主やファンを納得させるしかない。

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