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コロナで苦境のバドミントン界、チーム経営破綻でフクヒロペアが移籍発表

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廣田彩花、福島由紀

 バドミントン女子日本代表の福島由紀・廣田彩花ペアが4日、オンライン記者会見を開き、これまで所属していたアメリカンベイプ岐阜から、岐阜市を拠点とする丸杉Bluvicに移籍したことを発表した。

 「フクヒロ」の愛称で親しまれる福島・廣田ペアは、現在、女子ダブルス世界ランキング2位の実力を持つ。前所属先が経営破綻し、給与も支払われない状態が続いている中、30年に渡って男女のバドミントンチームを運営する丸杉が岐阜県、岐阜県バドミントン協会などの要請を受ける形で、ペアの引き取りを決めた。会見にはその株式会社丸杉の杉山忠国社長と、ラグビーの山田章仁選手も出席した。

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 福島選手は「東京オリンピックが延期になり、モチベーションを維持することに悩んだりしたりもしたのですが、丸杉への入社をいいチャンスと捉えて、これからも頑張っていきたい。ここから東京オリンピックのメダルを獲得できるよう再スタートしたい」と冒頭に意気込みを述べ、廣田選手も「福島先輩とわたしは岐阜に来て2年。岐阜に来た当初から、岐阜県バドミントン協会にお世話になって来ました。東京オリンピックまで約1年。来年開催されるか不安もあるのですが、丸杉という新しい環境の中で、メダル獲得を目標にこれから頑張っていきたいと思います」と心境を語った。

 東京オリンピック延期については、「延期が発表された時は予想していたところもあったんですが、一年後というのがモチベーションの維持が難しいなと思いました。開催がわからないけど、開催されたら楽しんで二人でコートに立ちたい」と福島。廣田も「今年の夏に向けてやって来ていたので残念に思いました。でも、プラスに受け止めようって、準備期間があるって思って今取り組んでいます。二人の目標は金メダル。二人で楽しんでいるみなさんにプレーを見てもらいたい」と話していた。

(取材・文:名鹿祥史)

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