「都は接待を伴う飲食店やライブハウスなどクラスター(感染者集団)が発生するリスクの高い施設は『政府の方針を踏まえて対応を決める』としている。先行きが不透明な中、上野や浅草に続き、六本木、新宿、池袋のキャバクラなども相次いで営業を再開。銀座も8日の再開を目指しています」(風俗ライター)
4月10日に小池百合子都知事が新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、外出自粛と飲食店などの休業と時短要請を出したことで、接待を伴う飲食店も一斉に臨時休業に入っていた。
「経営者は当然として、ホステスたちも2カ月無給。ところが、5月25日に都が発表した緩和の行程を3段階で示すロードマップで、ナイトクラブやキャバクラなどはステップ3でも認めないことになった。絶望を通り越して怒りを覚えます」(銀座社交料飲協会関係者)
銀座を含めた全国の繁華街では、飲食店などが臨時休業したことで、おしぼり、フルーツ店、酒屋、クリーニング店、ホステスらが通う美容院なども売り上げで大打撃を被っている。
「6月中の営業再開が認められなければ、倒産する店も続出する。危機的状況に追い込まれた銀座のクラブオーナーたちは6月8日の営業再開に賛同したんです」(クラブチェーン役員)
とはいえ、夜の繁華街が雪崩式に営業再開すれば、第2波も危惧される。
「このまま自粛を引き延ばして繁華街の関係者から総スカンを食らったら、小池さんの都知事選にも影響するかもしれない。自粛の完全否定派としてホリエモン(堀江貴文氏)の出馬もウワサされていますからね。悩ましいはず」(政治記者)
コロナ対策を散々政治利用した小池都知事だが、それが裏目に出るかも?