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女教師が夫をバラバラに「荒川放水路バラバラ殺人事件」【背筋も凍る!女の事件簿】

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 殺害した相手を身元がわからないよう解体し遺棄する殺人を、俗に「バラバラ殺人事件」と呼ぶ。そんなバラバラ殺人を行った女性犯罪者によるものが、1952年(昭和27年)に東京都板橋区で発生した「荒川放水路バラバラ殺人事件」である。

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 5月10日、東京都足立区にある荒川放水路で新聞紙にくるまれた男性の胴体を地元の女の子が発見。その数日後、同じ放水路で男の頭部および両腕が発見された。

 警察は見つかった首からモンタージュ写真を制作。すると、警察内部から「この遺体は、行方不明になった板橋警察署所属の28歳の巡査のものではないか」という声が上がってきた。
調べてみると、歯型や血液型、そして指紋が行方不明巡査のものと合致しており、遺体はこの巡査のものであることが明らかになった。

 そして、重要参考人として、板橋区の某小学校に務めている教師の妻(26歳)を事情聴取。すると、自分の母親と一緒に夫である巡査を殺し、バラバラにして捨てたことを白状したのだ。
この夫婦は、見合いによって結婚した仲であったが不仲であり、またこの巡査は、日頃から暴力団と付き合いがあり、借金もこしらえた上、深夜に酒をしこたま飲んで帰ってくるという「不良警官」だった。

 この「不良警官」の夫は、妻にも暴力を振るっており、「ここまま悪夢のような日々が続くなら」と実の母親と共謀し、首を絞めて殺害した。
 当然、殺人は生まれて初めてのことであり、最初は氷詰めにして押し入れに入れたが、気になって寝られず、出刃包丁を使って肉を切断。血が床に落ちないよう、金ダライで血を受け止め、バラバラにした体は新聞紙でくるみ、二手に分かれて放水路に捨てたのだ。

 しかし、このような大胆な犯罪がバレないはずはなく、最初の遺体発見から1週間後に逮捕となったのだ。
 その後、主犯の女性教諭は懲役12年。その母親は懲役1年6か月の判決となった(母は服役中に病で死亡)。本来は「民衆のお手本」となるべき、警察官や教師が犯したこの犯罪は当時、大きな衝撃を与えた。

文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)

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