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10年ぶりの復活でも外れなし、アンタッチャブル快進撃の理由

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アンタッチャブル・山崎弘也、柴田英嗣

 お笑いコンビ、アンタッチャブルの快進撃が話題だ。アンタッチャブルは約10年間に渡り活動休止状態が続いていたが、昨年11月の『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)内で突如復活を果たし、漫才を披露した。この手はずを整えたのは、2人とも親交の深いくりぃむしちゅ〜の有田哲平だった。スタジオにいた出演者の柴田英嗣の前に、突如相方である山崎弘也が登場した。これは柴田には知らされておらず、漫才はすべてアドリブであった。それでも両者の息はピッタリと合っていた。

 アンタッチャブルは、柴田が2010年から1年間謹慎している。その間に山崎がピンでブレークを果たし、両者の立場に差が付いた。柴田の復帰後もコンビ復活はせず、山崎側が渋っていたとも言える。突然の復活劇は、まさに「機が熟した」瞬間であったと言えるだろう。
 さらに続けて、12月放送の『THE MANZAI』(同)でも漫才を披露し、その様子を仲間の芸人たちが見守っていたという。『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)にも、さらりと登場し、フジモンことFUJIWARAの藤本敏史から「違和感ない」と評されるなど、コンビとしてのアンタッチャブルが板に付いていた。

 今年3月には、復活後初の冠特番番組『アンタッチャブルのおバカワいい映像バトルどうぶつ軍VSにんげん軍』(フジテレビ系)が放送された。動物と人間の「おバカでかわいい」映像を紹介しながら、合間にアンタッチャブルのミニコントが挟まれる。単に映像を流すだけでない、バラエティ番組としてのアクセントがうまく効いた内容で評判を呼んだ。
 アンタッチャブルが重用される理由としては、柔軟性の高さが挙げられる。山崎はテキトーな返し、柴田は的確なツッコミを得意とし、両者のアンバランスさが人気の秘訣だった。この両者のキャラは、コンビ内に限らず、ほかのゲストとの絡みにも応用可能だ。今のバラエティ番組に必須の人材と言えるだけに、今後さらなる活躍が期待できそうだ。

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