木村が同作で演じているのは、ボディーガードの島崎章。新シリーズで彼は、警護対象者が政財界のVIP限定となったので、もう一度「弱き者の盾になる」という使命を貫くために退社。自らの原点である私設ボディーガードとして再出発する。前作に引き続きキャストには斎藤工や菜々緒、間宮祥太朗を起用。さらに新キャストとして市川実日子、勝村政信、仲村トオルらも出演する。
前作の全9話平均視聴率は、15.2%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)をマーク。最終回には17.3%という高い数字をたたき出した。
「前シリーズが放送されたときは、直前の17年10月期の同枠が米倉涼子の『ドクターX』だったこともあり、比較されて『物足りない』などとも言われました。しかし平均15%という数字は上出来で、テレ朝社内も万々歳。すぐに続編が決まりました。続編も前作に近い数字が出るのなら、映画化を含めた長期シリーズ化も検討されるでしょうね」(映像制作会社関係者)
長期シリーズ化という話は、シリーズドラマを多く抱えるテレ朝ならではの戦略もあるようだ。
「『ドクターX』『相棒』などの人気シリーズを持つテレ朝ですが、『ドクターX』は米倉の意向次第で続編ができるかどうか未知数。『相棒』はそろそろネタ切れと言われ始めています。ドラマの映画化は当たりやすいため、やはりこのあたりで新しいシリーズものが欲しいのです。上層部は、ここで『BG』がうまくハマれば、という思惑を当然持っていますよ」(同・関係者)
現在も活躍を続ける木村。『BG』の新シリーズがどこまで伸びるか注目だ。