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『R-1』優勝の野田クリスタル「あらびき団で鍛えられた」 ネタの原点はデッカチャン?

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マヂカルラブリー・野田クリスタル

 “ひとり芸日本一”を決める『R-1ぐらんぷり』、18回目となる今回は前年同様参加資格をプロに限定し、エントリー数2532人の挑戦者が戦いを繰り広げてきた。その決勝戦が3月8日19時から開催された。

 初の無観客での決勝戦を制したのは、マヂカルラブリーの野田クリスタル。決勝ブロックでは野田、すゑひろがりず・南條、敗者復活戦を勝ち上がった大谷健太の3人で戦った。

 野田は、マヂカルラブリーとして『M-1グランプリ2017』決勝に進出した際、審査員の上沼恵美子から「頑張ってるのは分かるけど、好みではない。よう決勝残ったなと思って」と酷評され、ファイナリスト10組中最下位という悔しい結果だった。しかしこれをネタに各番組でイジられるなど“美味しい”やり取りでもあった。今回優勝した瞬間も野田は「えみちゃんありがとう」と改めて感謝した。

 番組終了後、優勝記者会見に登場した野田。そこでも、優勝の感想として「怒られなくてよかったな。文枝師匠あたりが僕に怒るかなと思ったのですが、文枝師匠が僕に1票入れてくれて驚いた」と振り返った。

 また、今回の無観客での決勝戦についても「僕は無観客の方がやりやすいのかなとい思いました」と語り、理由として「完全なる無観客のネタ番組があって鍛えられました。『あらびき団』(TBS系)というんですけど…。」と、ネタ披露時にスタッフすらいなかったという伝説の番組を挙げた。

 今回の優勝賞金500万円の使い道について記者に聞かれた野田。関西テレビの看板番組『快傑えみちゃんねる』への出演をするため、同番組司会の上沼恵美子に「500万円を使って何かを献上したいと思います」と宣言し、記者を笑わせた。実際はどう使うのかと再度聞かれた際には、「雑に使います」と打ち明けた。

 野田が披露したネタで印象的だったのは、ネタ中に出てきたゲーム。これは野田が制作したゲームで、ネタ中に実際にプレイしているという。野田はゲームアプリの制作でも有名だが、作り始めたきっかけは意外にも先輩デッカチャンのゲームアプリを見たからとのこと。しかし「デッカチャンにお礼を言いたいと思います。謝礼は一銭も挙げません」とも宣言した。

 昨日まで全く仕事がなく、家を出なくてもいいので外出しないことが新型コロナ対策だったと語った野田。テレビはもちろん、自分の作ったゲームを全ユーチューバーにプレイしてもらいたいという夢を明かすなど、幅広い活躍が期待される。

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