海自によると、森田1佐は女性向けのデリバリーヘルスを経営していた疑いがあり、調査のため聞き取りをすると、「10年程度、風俗店を手伝っていたことがある」と答えたため司令部付とし、さらに調べを進めるとしている。
「森田1佐は、女性向けデリヘル店を約16年も前から経営していたようです。ホームページには『煌ゆう』の源氏名で、“マスター”として顔写真まで出して登場。《女性向け中イキ性感マッサージ》を施すとし、《貴女を癒やす優しさと確かな技術を持っています》などとうたっていました。無店舗だったため、営業範囲は森田1佐の勤務地や出張先などに設定していたようです」(海自関係者)
これをスクープした『週刊文春』によると、森田1佐は防衛大学校を卒業後、護衛艦「やまゆき」や補給艦「ましゅう」などの艦長を歴任。駐在武官としてアフリカへの赴任経験もある、将官一歩手前のキャリア幹部だという。
「常連客の女性には正体を明かし、『明日何時に出航、何時に入港』とか、『午後から戦闘訓練』などと、艦艇の航行予定や練習内容まで漏洩していました。これは自衛隊法59条の守秘義務違反に当たり、厳罰に問われる行為です。副業を禁じた自衛隊法62条にも違反している森田1佐には、今後、懲戒免職などの厳しい処分が下るものと思われます」(同・関係者)
1佐の定年は56歳で、彼は今年8月に定年を迎える予定だった。あと半年バレなければ、退職金を手にした上にデリヘルも続けることができたかもしれないが、『週刊文春』の直撃を受けた直後にホームページやSNSを削除したとされる。
「直撃取材を受けたのは2月2日。この日、横須賀基地では、中東地域へ向かう護衛艦『たかなみ』の乗務員200名を安倍首相が激励しています。タイミング的にも最悪でした」(同)
森田1佐は、自らの過ちで“たかなみ”にのまれたようなものだろう。