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西武 松坂大輔不人気に厳重態勢の警備員は「暇もてあまし」

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提供:週刊実話

 14年ぶりに古巣・西武へ帰還した“平成の怪物”松坂大輔(39)。だが、かつての「大輔フィーバー」は起こりそうにない…。

 松坂が西武のキャンプ地・宮崎県日南市に到着したのは、キャンプイン前日の1月31日。チームが現地からの歓迎セレモニーを受ける中、最もフラッシュを浴びていたのは、やはり松坂だった。しかし、キャンプでの目標を聞かれると、一言、
「健康にすごしたいですね」

 2月4日の第一クールまでの調整についても「(ブルペン入りは)その日の体調、感覚次第ですかね」と、どこか他人事だったのだ。

 東京五輪を控える今季は、ペナントレースの開幕戦が例年より1週間ほど早い。だから生ぬるいことは言っていられないはずだが…。

「日本球界に復帰して以来、松坂はキャンプでコケることが多かった。自分を見失わないようにと言いたかったのでしょう」(現地記者)

 しかし、チーム関係者たちは「注目度」を気にしていた。ひと足先にヤクルト二軍が到着しているが、
「どっちがマスコミの数が多かった?」
 と“逆取材”を受けたメディアもあったそうだ。

「西武は松坂の帰還により、グラウンド周辺の警備員の増員を決めています。現地協力者と話し合い、平日は10人以下だった警備員を『プラス3』、土、日曜はさらに増やし、選手の移動通路は立入禁止となりました。キャリアもあり、体育会系のマッチョ警備員を集めるように指示しています。去年がそうでしたが、連覇を目指すチームにしてはあまりにもギャラリーが少ない。そんな不人気ぶりを松坂で埋め、厳戒態勢で臨むことを決めたんですが…」(同)

 先に現地入りしたヤクルトには甲子園を沸かせた奥川恭伸投手がいる。とはいえ、相手はまだ二軍。そこで、こんな情報も聞かれた。

「宮崎ではソフトバンク、巨人のほか、広島、オリックスがキャンプを張ります。広島はカープ女子が健在で、オリックスには米球界のスター、アダム・ジョーンズが加入しました。巨人は阿部慎之助が二軍監督になり、こちらにも警備員、専属の球団職員がつけられた」(ベテラン記者)

 同じ宮崎県内でキャンプを行う他球団の方が、勢いがありそうなのだ。

 松坂ももはや女性ファンに追い掛けられる年ではない。ただ、玄人好みではあるが、スローペースのおじさんを見ても、面白いはずがない。せっかく増員した警備員も、ヒマになりそうだ。

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