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羽生結弦に“追い風”か! ライバルのネイサン・チェンが体調不良で練習ままならず

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提供:週刊実話

 昨年12月の全日本選手権で宇野昌磨に敗れ「電撃引退」も囁かれる男子フィギュアの羽生結弦に、追い風が吹き始めた。アメリカのロサンゼルス・タイムズ紙が、フィギュアスケートの全米選手権に出場する世界選手権2連覇のネイサン・チェンに関する不安材料を報じたのだ。

《長引く体調不良で十分なトレーニングができていない。2つの演技での難度を下げざるを得ない状態》

 体調不良に関する詳細は伝えられていない。しかし、羽生を破ったGPファイナル以降、十分なトレーニングができていないことは明らかで、「4回転ループ挑戦は問題外」「今は日々スタミナと筋力をつけているところ」と、弱気なコメントを発していた。そのため、「演技プログラムのレベルを落とす」との情報も囁かれている。

「ケガではないようです。風邪をひいて長引いてしまったようです」(特派記者)

 レベルを落としても全米選手権は勝てるとみられているが、ここで無理をしない理由は1つ。2月4日に開幕する四大陸選手権で、羽生とのリターンマッチに万全を尽くすためだ。

「性格の違いもあります。チェンのような、ケガを避けるために無理をしないという選択もあれば、平昌冬季五輪での羽生のように、一発勝負の博打に出るタイプもいます。つまり、チェンが全米選手権よりも羽生とのリターンマッチに重点を置いているとも解釈できます」(同・記者)

 チェンの意気込みは分かるが、4回転ジャンプは10日前後で調整できるシロモノではない。仮に全米選手権を無傷で乗り切っても、四大陸選手権当日までに難度の高い4回転ジャンプを完成させることは、トップ選手でも難しい。

「万全でないチェンに勝ったとしても羽生は喜ばないでしょう」(スポーツ紙記者)

 チェンには次の冬季五輪がある。だが、ライバルを直接下さない限り、世間は「世代交代」とは認めない。つまり、いついなくなるとも知れない羽生との直接対決は限られているのだ。

 そう考えると、羽生は強運の持ち主とも言えそうだが…。

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