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蝶野正洋の黒の履歴書 ★YouTubeチャンネル開設と変革時代

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提供:週刊実話

 今年は蝶野正洋のデビュー35周年ということで、いろいろなプロジェクトを進めていこうと思っている。そのひとつとして、YouTubeチャンネル『CHONO Network』を開設させてもらった。

 チャンネルのメインは、俺が手伝わせてもらっている防災・救命の啓発活動を広めるための動画配信だ。さらに「プロレス編」と「エンターテイメント編」というテーマを作って、番組をやっていこうと思ってる。「エンタメ編」では、人気ユーチューバーのカジサックさんと一緒に撮ったコラボ動画も配信予定だ。

 まだテレビの影響力は強いが、時代は変わりつつある。新しいモノに戸惑っている間に、インフラがどんどん整っていくから、そのうち何もかもがガラッと変化してくると思うよ。

 今までのラジオ、テレビという電波の時代からネット時代になって、今やスマホでなんでも見られる。モバイルの通信規格が、今度は「5G」というものになって、テレビと同じか、それ以上のクオリティーの映像をスムーズに流せるようになる。だから一番焦ってるのはテレビ業界だよ。テレビを見る人が減り、広告も集まらなくて番組の予算が減ってきているからね。

 ネット放送局の『abemaTV』というのを、テレビ朝日とサイバーエージェントが組んでやってるけど、今のところは赤字が200億円ぐらいになっている。でも、必ず化けると思ってやってるし、逆に新規事業に先行投資として、今のうちからやっておかないとダメだって焦ってるくらいだ。

 今、いろんな定額動画配信サービスが出ているのは、それだけ業界が変革期だからなんじゃねーかな。
トヨタ社長が言ってた

“100年に一度の変革期”
 先日、大阪モーターショーのイベントキャラクターをやらせてもらったときに、トヨタ自動車の社長とお話させてもらったんだけど、今は100年に一度の変革期だと言っていた。その意味が、俺にもなんとなく分かってきたよ。

 そういう変革期だからか、YouTubeの動画制作会社も玉石混交だ。中には映像は作れるけど、ネットでどうやって見てもらうかという集客ノウハウがない業者もいる。結局、作ったはいいけど、どう集客していいか分からないとか、その手のトラブルはこれから増えると思う。

 これは90年代後半のネットが普及してきた時代に、ホームページ制作会社が乱立したのと同じ。その時に、今思えば詐欺まがいの業者がいっぱいいた。基本はこの料金ですけど「このパーツを使うとプラスいくらです」とか、システムを管理するのに年間何百万かかりますとか。だったら、途中解約して「自分たちでやります」って言うと、契約期間が5年なので違約金がかかるとか言ってきてね。泣く泣くカネを払い続けてる会社なんていっぱいあった。

 とにかく、時代は変わりつつある。俺も新たなジャンルに挑戦ということでYouTubeチャンネルを開設した。これから面白くしていくから、これをキッカケに見てほしいね。

 俺はYouTubeに詳しいのかって? ガッデムど素人だ! 俺だけ見てりゃいいんだよ。I am CHONO!

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蝶野正洋
1963年シアトル生まれ。1984年に新日本プロレスに入団。トップレスラーとして活躍し、2010年に退団。現在はリング以外にもテレビ、イベントなど、多方面で活躍。『ガキの使い大晦日スペシャル』では欠かせない存在。

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