「トランプ氏は、ソレイマニ司令官の殺害実行を、『イランとの戦争を防ぐためだ』と述べています。これが額面通りだとすれば、朝鮮戦争阻止のためなら急襲で金正恩殺害をする“斬首作戦”を『いつでもやるぞ』という意味もありますから」(北朝鮮ウオッチャー)
しかも、北朝鮮内部にも正恩氏を危険にさらす不穏な空気が漂っているという。
「北朝鮮は、国内移動が厳しく制限されています。正恩氏が棲む平壌は特に厳しいが、軍の兵士が許可を受けずに武器、弾薬、爆発物を持ったまま平壌に出入りしていることが発覚したのです」(軍事ライター)
つまり、何よりも優先されるべき正恩氏の身辺警護に重大な欠陥が生じていることになる。
「しかも、現在の北朝鮮は、リゾート開発の工事に多くの軍人が駆り出されています。国防を疎かにし、屈辱的ともいえるリゾート建設の労働力としてコキ使われていることに、軍人たちの不満は爆発寸前。いつ、軍事クーデターが起きてもおかしくない状況です」(同・ライター)
国内外を敵に回した正恩氏は八方ふさがりのようだ。
一方、韓国の文在寅政権も絶体絶命だ。度重なる失策により文政権不支持が鮮明になってきている上に、韓国検察VS文政権が最終局面を迎えつつあるのだ。
「2017年に柳在洙元釜山市副市長の収賄事件の調査を、当時、民情首席秘書官だった曺国前法務部長官の指示で捜査が打ち切られたとされています。曺国氏を職権乱用の容疑で取り調べを進めている韓国検察は、文氏も関与していると考えており、追及の手を伸ばそうとしているのです。さらに、文氏には懇意にしている病院への不正融資疑惑が噴出寸前です」(韓国特派員)
文氏の弾劾、逮捕は、時間の問題だという。
「もはや文氏は、かつて米国のハワイに亡命した李承晩初代大統領のように、トランプ大統領にお願いして米国に亡命するしかない。正恩氏も“一緒に亡命”という可能性もゼロではないでしょうね」(韓国ウオッチャー)
ダブル亡命がウワサされ始めた2020年、朝鮮半島情勢が激変しそうだ。