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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(8/12新潟・8/13札幌)

【今週デビューの注目馬】

☆タニノフランケル

 2017年8月12日(土)新潟第5R芝1800m戦に出走予定のタニノフランケル。

 馬名の由来は「冠名+父名」。牡、青鹿毛、2015年2月9日生。栗東・角居勝彦厩舎。父Frankel、母Vodka、母父Tanino Gimlet。生産は愛国・Yuzo Tanimizu、馬主は谷水雄三氏。母は64年ぶりに牝馬として日本ダービーを勝ち、08年天皇賞(秋)、09年ジャパンカップ(GⅠ)などGⅠを7勝した名牝中の名牝。半姉は芝の中距離で3勝を挙げているタニノアーバンシー(父Sea The Stars)がいる。本馬は500kgを越える大型馬であるが、大型馬特有のどっしり感はなくシャープな造り。そう見える分中身はギュッと詰まった良質な筋肉を持っている。これまでの兄妹は父がSea The Starsだったため、欧州向きのがっしりとしたパワータイプが多かったが、父がFrankelに代わったことで、シャープなスピードタイプとなった。なお、鞍上にはM・デムーロ騎手を予定している。

☆フラットレー

 2017年8月13日(日)札幌第5R芝1800m戦に出走予定のフラットレー。

 馬名の由来は「人名より。母名より連想」。牡、青鹿毛、2015年4月8日生。美浦・藤沢和雄厩舎。父ハーツクライ、母リッチダンサー、母父Halling。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はキャロットファーム、愛馬会法人・キャロットクラブの募集馬で総額6000万円。半兄には平地、障害ともにOPまで行ったホーカーテンペスト(父Hawk Wing)や、14年フラワーC(GⅢ)や15年中山牝馬S(GⅢ)など重賞を3勝したバウンスシャッセ(父ゼンノロブロイ)がいる。本馬は見栄えのするバランスの良い好馬体の持ち主。繋ぎの角度はほど良く、返しも良い。頸は太めでしっかりとしており、胸前は深く幅がある。心肺機能も高そうだ。動きには柔らかみがあり、ハーツクライ産駒らしい伸びやかな走りを見せてくれるだろう。なお、鞍上にはC・ルメール騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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