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カナダの虎と暗闇の虎…二人の“地下の虎”が新宿に現れた! 10・17 地下プロレス『EXIT-53 CORE:Q』

 昨年5月に産声をあげ、その後すぐさま焼失し、そして蘇生した地下プロレスの聖地、東京・新宿は歌舞伎町二丁目の『CORE STADIUM』。波瀾万丈の宿命を背負ったこの闘技場も、わずか1年の間に、多士済々の地下戦士たちの血と汗、時には涙を吸い込み、その歴史を刻み続けてきた。
 そして10月17日の『EXIT-53 CORE:Q』において、早くも17回目の闘いを迎えることとなった。このハイペースは実に驚異的だが、過去の感傷に浸る暇も与えず、地下のリングの闘いは進化、そして深化を続けるのである。

【第1試合】
“人間狂気”紅闘志也、“メトロ街の貴公子”SEIKEN vs “超竜”高岩竜一、“兇悪獣”ナイトキング・ジュリー

 紅&SEIKENのストライカーコンビと、高岩&ジュリーのメガパワーコンビの激突。
 紅と高岩の初邂逅の迫力と殺気に、CORE STADIUM全体にピーンと緊張感が走る。紅はバックブロー、カカト落としで牽制しながら、フックで高岩からダウン(!)を奪ってみせる。これには場内が大きくどよめいた。
 高岩&ジュリーにパワーでは後塵を拝する新鋭SEIKENも、二人の巨体めがけて臆することなくキレのよい蹴りを連発する。“顔面兇器”のジュリー、キャリアはるか上の高岩とも張り手の打ち合いを見せ、試合は期待に違わぬ好勝負に。最後はジュリーのベアハッグに沈んだものの、SEIKENの健闘が光った。

【第2試合】
“頭突き世界一”富豪2夢路、“求道妖怪”入道 vs “ブラジル大車輪”ペドロ高石、“カナディアン・タイガー”ブラック・トムキャット

 結果的にこの日最大のトピックとなった、第2試合のタッグ戦。地下世界王者の“人間狂気”紅闘志也と“超竜”高岩竜一の迫力と緊張の初邂逅がファンを魅了した第1試合の余韻が、虎の仮面を被った一人の男が登場するや否や、摩訶不思議な重い空気に塗り変わってしまった。
 虎の仮面の男の名は、「ブラック・トムキャット」。どこをどう見ても、かつてCORE STADIUMに幾度か現れた、あの“カナダの虎仮面”に酷似している。そしてその体格、マスクから伸びる長い金髪も、かつて5・16『EXIT-39 CORE:L』に突如闖入し、高岩竜一に手錠マッチを強制したリッキー・フジそのもののようにも見える。そして「ブラック・トムキャット」とは、奇しくもリッキーがカナダで虎仮面として闘った時のリングネームでもある。どこからどう見てもリッキー・フジに酷似した、この銀色のタイガーマスクだが、やはり終始無言を貫き、その正体が明かされることはこの日も叶わなかった。

 一方、ゴングが鳴ってからの主役となったのが、紅のWUW王座にも挑戦し、すっかり地下の住人となった感のあるペドロ。カポエイラ式回転蹴りなどの華麗かつ鮮やかな足技で入道を吹っ飛ばす。夢路もペドロに触発され、浴びせ蹴りで対抗! そして地下の洗礼=世界一の頭突きをペドロにぶち込んでいく。
 
 ペドロが腕十字を入道に極め、勝敗が決した後に、また波乱が起こった。
 悠然とリングを引き揚げるカナダの虎仮面の前に現れたのは…、ブラック・タイガー! そしてそのまま数秒睨み合う、カナダの虎と暗闇の虎。思えばブラック・タイガーも、9・12『EXIT-46 ANNIVERSAIRE』に女子として地下初参戦を果たした華名に、試合後「地下日本女子王座決定戦」の認定書を手渡すなど、地下プロレス主催組織WUW(World Underground Wrestling)のキーマンと思しき行動を見せてきた。
 この二人の“地下の虎”の関係は敵対関係なのか、はたまた二人とも地下組織の側に立つ者同士なのか。地下の虎たちの人間模様(虎模様?)は、まったくもって複雑怪奇だ。

【第3試合 地下日本阿吽選手権】
[王者組・阿の帯]“銀座の鉄人”三州ツバ吉、[王者組・吽の帯]“格闘僧侶”日龍 vs[挑戦者組]“革命王子”矢野啓太、“タックル将校”竹嶋健史

 今夏に“富士山頂の地下プロレス”も制覇し、すっかり阿吽の帯が堂に入った感のある王者組。しかし今回の挑戦者は、今年に入りますます波に乗りまくる出世魚・矢野啓太。そう簡単にすっきり勝たせてくれる相手ではない。この日も矢野は、変幻自在のサブミッション、キレのよいドロップキックにエルボースマッシュと、硬軟織り交ぜた攻めで王者組をキリキリ舞いさせてみせる。
 試合は見応えのあるグラウンドの攻防が中心となったが、最後は日龍が新技・インド式肩固め(コブラクラッチ+肩固めの複合技)で竹嶋に勝利、王座を防衛。立場逆転を賭けての阿吽選手権シングル直接対決では三州に敗れた日龍だったが、タッグ戦で飄々と勝利することによって、飄々と阿の帯を三州から奪還してしまった(阿吽王座は、阿が吽よりも上位とされる)。これが阿吽の帯の闘いの面白さでもある。

 全試合結果は以下の通り。

◆地下プロレス『EXIT-53 CORE:Q』
2010年10月17日(日)開始:18:00
会場:東京・新宿歌舞伎町二丁目『CORE STADIUM』

<第1試合>
高岩竜一、○ナイトキング・ジュリー(18分12秒 ベアハッグ)紅闘志也、●SEIKEN

<第2試合>
○ペドロ高石、ブラック・トムキャット(13分50秒 腕ひしぎ逆十字固め)富豪2夢路、●入道

<第3試合 地下日本阿吽選手権>
[王者組]三州ツバ吉、○日龍(14分50秒 インド式肩固め)[挑戦者組]矢野啓太、●竹嶋健史
※第2代王者組が4度目の防衛に成功。
※直接勝負を決めた選手に阿の帯が、そのパートナーに吽の帯が授与される。よって、勝負を決めた日龍に阿の帯が、そのパートナーの三州に吽の帯が授与される。

※試合はすべて時間無制限一本勝負。KO、ギブアップのみで決着。
 
地下プロレス『EXIT』公式サイト
http://www7.plala.or.jp/EXIT/
梶原劇画で伝承された「地下プロレス」が、この日本に存在した! 闇の闘いを伝える『EXIT』とは何か!?
http://npn.co.jp/article/detail/97320773/
高岩竜一に“強制手錠マッチ”って…、誰か教えてくれよ!? 5・16地下プロレス『EXIT-39 CORE:L』(2)
http://npn.co.jp/article/detail/69351958/
地下プロレスに現れたタイガーマスクの正体を…誰か教えてくれよ!
http://npn.co.jp/article/detail/90191041/
終戦記念日に地下プロレス…またしても“暑いリング”の新記録更新! 『EXIT-44 CORE:O』
http://npn.co.jp/article/detail/52985865/
仰天! 「地下プロレス」が「霊峰富士山頂」にて「日本最高峰プロレス」!!
http://npn.co.jp/article/detail/23287014/
華名、日本地下マットに女子初見参! そして…!? 9・12地下プロレス『EXIT-46 ANNIVERSAIRE』(1)
http://npn.co.jp/article/detail/18410126/
あわやリング破壊! 猛者揃いのタッグ戦はカオスの大乱闘 9・26地下プロレス『EXIT-50 BULLFIGHT』
http://npn.co.jp/article/detail/40591800/

(山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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